ヤバイTシャツ屋さん

100%笑顔! 踊れパーティーピーポー!!

大歓迎の歓声に包まれながら登場したこやまたくや (gt.vo)、しばたありぼぼ (ba.vo)、もりもりもと (dr.cho)。1曲目に届けられたのは“Tank-top of the world”。着ている服の袖をビリビリとワイルドに引き裂いて、即席のタンクトップ姿になりかねないほどに、お客さんたちの盛り上がりかたが半端ではない。続いて“スプラッピ スプラッパ”。メンバーたちが全力で放つビートが、火の玉のように迫ってきた。

「初出場ありがとうございます!」と、こやまが言った後、「僕たち私たち~/ロッキング・オン大好き!」というコール&レスポンスを挟んで突入した“ウェイウェイ大学生”。遊び人大学生の「あるある!」というネタを噛み締めながら踊るお客さんたちが実に楽しそう。その勢いのまま雪崩れ込んだ“メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲”では、フロア中の人々が飛び跳ねまくっていた。“喜志駅周辺なんもない”が暴走列車のように駆け抜けた時、周囲の気温が上昇したのを肌で感じた。

「COSMO STAGEをめちゃくちゃにせにゃあかん。それが来年、もっと大きなステージに立つための条件!」と、こやまがお客さんたちに呼びかけて突入した終盤の盛り上がりも圧倒的だった。大熱唱を誘った“ネコ飼いたい”。《しゃっ!しゃっ!しゃ!しゃっ!しゃっ!》というシャープな叫びが轟いた“あつまれ!パーティーピーポー”……全力で踊るお客さんたちも、ステージ上の3人も完全燃焼。ヤバイTシャツ屋さんのライブの楽しさを強烈に噛みしめることができた。(田中大)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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