レキシ

抱腹絶倒の2016年レキシ納め

COUNTDOWN JAPAN 16/17の2日目となる今日は、COUNTDOWN JAPAN史上最高の、4万7千人が集まっているという。その観客を集めるように、EARTH STAGEにホラ貝の音が響きわたる。トップバッターのレキシの登場だ。
まずはバンドメンバーが登場し、“KMTR645”のイントロへと突入すると、池田貴史と共にイルカのきぐるみ男──この曲でコラボをしたキュウソネコカミのヤマサキセイヤが登場! 凄まじい歓声が上がり、1曲目にして《キュキュキュ》というQのポーズでの大合唱もピタリと揃う。ノリが抜群にいい観客に、「ありがとうございました、レキシでした〜」と満足気に帰ろうとする池田。そんな姿に、「早い早い!」と観客からツッコミが入る。

いきなりのゲスト登場で熱気も笑いも収穫したが、レキシのマックスはこんなもんじゃない。“年貢 for you”では、曲中に「♪ドブネズミみたいに〜」とTHE BLUE HEARTSの“リンダ リンダ”を気まぐれに口ずさむ池田に、しっかりバンドが合わせてきて、「年貢、年貢〜」と”リンダ リンダ”調で大合唱を起こし、“狩りから稲作へ”でも、尾崎豊やドリカムの曲を引っ張り出して、こっちでも大合唱を巻き起こしていく。観客が土器のこと(“狩りから稲作へ”のこと)をすっかり忘れた頃に、再び曲へと戻って大団円で着地させてしまうレキシ・パワーに圧倒される。

最高にポップな“SHIKIBU”、そして”きらきら武士“では、似てないCharaのモノマネで歌ってみたり、「♪武士」から突然MISIAの”Everything“になったり、今年の武士納めだとシンガロングを促したり。フロアでレキシグッズの稲穂がゆらゆら揺れるなか、最高潮のエンディングを迎えたのだった。(吉羽さおり)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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