back number

僕らが生まれ変わるための、最高にリアルで切ない凱歌

COUNTDOWN JAPAN 16/17、初日EARTH STAGEのラストはback number。サポート陣とともに、まずはロックモード全開で“青い春”“MOTTO”連射! 小島 和也(Ba.Cho.)&栗原 寿(Dr.)が繰り出すソリッドなビートが、そして清水 依与吏(Vo.Gu.)の高らかな歌声が、メッセ激震の熱狂空間を描き出していく。
さらに、“花束”“ハッピーエンド”“ヒロイン”といったメロディアスな名曲群へ――虚飾なき歌と楽曲のスケール感でもって、巨大な会場に渦巻く熱気と真っ向から共鳴し合う図は、ひたむきに音楽を紡ぎ続けシーン最前線へと至ったバンドの在りかたをリアルに象徴していた。

「ずっと『年忘れ』の意味がわかんなかったんだけど……無理矢理切り替えるために、年末年始があるのかなあって。来年、生まれ変わった自分に出会いたいでしょ? 俺たちも全力でお手伝いしますんで!」。そんな言葉に続けて、“003”から“高嶺の花子さん”へ流れ込んでなおもメッセを揺らしていく。
「なんかわかんないけど……もっとすっげえいいバンドになって帰ってきます!」
本編ラストの“スーパースターになったら”の前、清水は声の限りに自身の決意を叫んでいた。清水が歌メロをオーディエンスに委ねると、満場の大合唱が沸き返る。最高だ。

アンコールでは“クリスマスソング”で再び熱いシンガロングを呼び起こしていく。「これからも、カッコいいだけじゃない人間のままステージに上がり続けて、誰も文句言えないようなバンドになって……その時にまたお会いしましょう!」。そんな清水の宣誓とともに最後に放ったのは“SISTER”。EARTH STAGE一面のジャンプと歌声が、熱演のフィナーレを美しく彩っていた。(高橋智樹)

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