パノラマパナマタウン

異端児の逆襲が始まる!

サウンドチェックの時から「飯食ってる暇はねえぞ!」とオーディエンスに呼びかけていたのは岩渕想太(Vo&Gt)。お次は神戸にて結成された4人組、パノラマパナマタウン。昨年、RO69JACK 2015で優勝し、フェスやサーキットイベントにも出演を重ね、めきめきと実力をつけてきたバンドだ。Blurの“Song 2”をSEに、田野明彦(B)、田村夢希(Dr)、浪越康平(Gt)がステージにスタンバイ。そこに「2017年まであと7時間あるんだぜー!」と叫びながら岩渕が登場すると、弾丸のように鋭いラップを放ちながら“世界最後になる歌は”で幕開け。オーディエンスの煽りもお手のもので、《世界最後になる歌は こんなもんでは伝わらないかもしれない》のリフレインでMOON STAGEをたちまちパノパナワールドに。

“パノラマパナマタウンのテーマ”、“ロールプレイング”と続き、どんどん攻撃力と緊張感を増していく展開にオーディエンスも大興奮。血が沸き立つような、蓋をしていた感情が溢れ出るような、そんなロックの根源的な魅力に満ちたパフォーマンスは圧巻。

2016年9月にリリースされたミニアルバム『PROPOSE』から披露された“シェルター”では骨太なグルーヴと熱気でMOON STAGEをひとつにしていく。そして「俺たちは音楽シーンの中の異端児とか言われて悔しかったけど、2017年は俺たちが王道を突っ走ってるって言われたい。全員、俺たちについてきてください、間違いないと思うんで!」(岩渕)と宣誓してからラストの“SHINKAICHI”へ。ここにいた全ての人たちを巻き込むようなロックバンドとしての純粋無垢なエネルギーを大放出していた。(上野三樹)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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