UVERworld

人は、1年で変われる。そうTAKUYA∞は言った

誠果(SAX/MANIPULATOR)のトラック出しから、真太郎(DRUMS)による暴れ太鼓の挨拶を一発。克哉(GUITAR)、彰(GUITAR/PROGRAMMING)、信人(BASS)が位置につき、TAKUYA∞(VOCAL/PROGRAMMING)が雄叫びを上げるのだが……待って、ボルテージやばくないか? リアルな意志が幻想を追い越す“ナノ・セカンド”の中「たった45分、たった2700秒で、お前らの全部ひっくり返してやるよ!!」と宣言し、ドラム乱打フォーメーションから繰り出される“WE ARE GO”では、その切迫感がオーディエンスの大合唱に乗り移ってしまっていた。

「最近の若いバンドは走ったりとか、酒やタバコやめたりとかロックじゃねえなってさ! だったら俺、一番ロックじゃない自信あります!」という反骨精神と共に放たれる“PRAYING RUN”。さらに、ソウルフルなサックスで切り出される“零HERE”から剛腕アンセム“IMPACT”という黄金のリレー。UVERworldのライブではお馴染みの光景が、新年直前のEARTH STAGEという舞台で、どんどんスペシャルなものになってゆく。

「ありがとうーっ!! こんなあったけえところなのかよ!」と感慨を零すTAKUYA∞は、中学生の頃に遊びに誘われてもポエムを書き続けていたと語り、そんな孤独な戦いに思いを馳せる“ALL ALONE”には、かつてギター小僧だった彰の味わい深いフレーズがなびいていた。そして、かつてポエムに綴った命懸けの覚悟が落とし込まれた“7日目の決意”。たどり着いた最終ナンバーは、強靭な意志で繋ぐ希望“在るべき形”だ。初登場の舞台で、2017年に向けての最高のエールを届けるステージであった。(小池宏和)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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