ROTTENGRAFFTY

年末に何かを始めてもいい、という爆音のメッセージ

2日目GALAXY STAGEのトップバッターは、つい先頃の12月24日~25日に自主企画イベント「ポルノ超特急2016」を成功させてきたばかりのROTTENGRAFFTY。N∀OKI(VOCAL)の「おはようございまーす!! 昼も夜も関係ねえ! 好きなようにやりやがれーっっ!!」という、すべての発語に濁点を付けたくなる第一声シャウトによって、朱の照明に染まりながら“STAY REAL”のパフォーマンスをスタートだ。続く“銀色スターリー”では、HIROSHI(DRUMS)の高速回転ビートとKAZUOMI(GUITAR/Programming)のエモーショナルなギターに導かれ、2連砲ボーカルと一面のオーディエンスが、互いに撃ち合うように猛烈な勢いで歌声を放っていた。

この年末に新たなスタートラインを引いてみせる2016年のシングル曲“So...Start”から、“世界の終わり”へ。侑威地(BASS)の重いベースラインが激情のメロディを支える。NOBUYA(VOCAL)が「2016年、一番踊り狂った奴は誰か決めませんか!? 2016年いろいろあったけどさあ、今日1日で全てを塗り替えませんか!?」と呼び掛ける“D.A.N.C.E.”では、フロアに屈み込んだ姿勢からの一斉ジャンプも敢行される。

そして“THIS WORLD”の後、「ROTTENGRAFFTYはゴリ押しなだけやなくて、音楽で、みんなが腰使って踊ってるとこ見たいわあ!」とN∀OKIが告げ、フロアいっぱいにケータイのライトが灯される中での“今夜はブギー・バック”カバーを投下する。歌声で互いを照らし色付かせる最後のアンセム“金色グラフティー”まで、剥き出しのコミュニケーションが1日の始まりを告げるステージであった。(小池宏和)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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