打首獄門同好会 | COUNTDOWN JAPAN 16/17

ASTRO ARENA 12/31 25:30

初笑い＆初ヘドバンの爆音天国

大澤敦史（Gt）、Junko（Ba）、河本あす香（Dr）が登場。サカムケ☆レシピ（VJ）も、ステージに用意されたスクリーンの横でスタンバイ。お客さんが集まりまくった会場内に最初に鳴り響いたのは、“島国DNA”だった。魚料理を愛してやまない我々日本人の心に訴えかける歌声が、爆音と共に迫って来るのが快感！続いて“カモン諭吉”。「お正月と言ったら何が欲しい？お年玉！お年玉！カモンカモンカモン福沢諭吉！」という実感のこもりまくった言葉と共にスタートし、恐るべき共感の輪がグングン広がっていった。

飛び跳ねながら盛り上がるお客さんたちの姿が、まるで風を受けた稲穂のように揺れていた“日本の米は世界一”の後に迎えたインターバル。間もなくリリースされるミニアルバムや、予定されているツアーに触れたりもしつつ、大澤会長は「虫歯とかないかい？俺の主治医を紹介します！」と言って、ゲストのDr.COYASS（歯科医でもあるラッパー）を呼び込んだ。彼のラップが加わって披露された“歯痛くて feat.Dr.COYASS”の切れ味も抜群だった。

「正月だ。どう過ごす？大体分かる。COUNTDOWN JAPANに来た君たちの身体はズタボロだ。寝正月！寝正月！君たちは寝正月を過ごすのだ！」。我々の正月をズバリと予言する鋭い言葉を添えた“フローネル”が、ラストを飾った。スクリーンに現れるイラストとリンクした大澤会長の名調子の語りが炸裂し、湧き起こる興奮と爆笑が止まらない。なんと楽しいライブ！新年早々、絶好調ぶりを発揮した打首獄門同好会であった。（田中大）