ASPARAGUS

記憶に細かく刻まれる音の連続。貫録の極上ロック

SEが鳴り響き、手を振りながら登場した渡邊忍(VOCAL/GUITAR)、一瀬正和(DRUMS)、原直央(BASS)。オープニングを飾った曲は“Analog Signal Processing”だった。熱いサウンドの炸裂ぶりが、早くもすごい。大喜びしている人だらけのCOSMO STAGEのムードが外にまで漂っていたのか、新しいお客さんがどんどん後方の入り口からやって来た。

穏やかな昂揚感を噛み締めさせてくれた“MAY BE OR MAY BE NOT”。フロアがビリビリ震えるのを足の裏で感じながらヘヴィサウンドに浸りきることができた“JERK”。疾走感に溢れたサウンドが駆け抜けた“KNOCK ME OUT”……豊かなエモーション、メロディアスさ、極上ビートの結晶の数々を全身で受け止めるワクワクを、あの場にいた誰もが抱いていたに違いない。

1年があっという間に過ぎる理由についてMCで語った渡邊。彼の説によれば、時が経つのが早いのは、「記憶の刻みが足りないから」とのことだった。「今4曲目終わりました、汗ばんでます……どんどん刻まないと。刻みネギみたいになっていきたいと思います(笑)。ラスト2曲です。イントロ、Aメロ、Bメロ……どんどん刻めば、すっごく細かいから」。ウィットの利いた発言が笑いを誘った場面を経て、“SILLY THING”がスタート。まるで万歳をするかのように両腕を振り上げるお客さんたちの興奮ぶりがすごい。そして、ラストに披露されたのは“FALLIN' DOWN”。空高く駆け上がるような感覚と雄大且つ力強い演奏が最高! ASPARAGUSはやっぱり素敵なバンドだった。(田中大)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

12/29のほかのライブレポート

  • 10-FEET
    EARTH STAGE 19:30

    汗も覚悟もてんこ盛り!

  • てんぷらDJアゲまさ a.k.a. 小野武正(KEYTALK)
    ASTRO ARENA 19:30

    てんぷらDJアゲまさ a.k.a. 小野武正(KEYTALK)

  • アルカラ
    MOON STAGE 19:30

    カオスとロマン渦巻く狂騒ワンダーランド

  • 柴田隆浩(忘れらんねえよ)
    ASTRO ARENA 18:30

    柴田隆浩(忘れらんねえよ)

  • fripSide
    ASTRO ARENA 17:35

    初出演にして刻みつけた圧倒的存在感!

  • 12/29のほかのエリアレポート

      2日目終演しました!明日から いよいよ後半戦です!!

      2日目終演しました!明日から いよいよ後半戦です!!

      18万通りのカウントダウン・ジャパン、今日もたくさん投稿いただきました!

      18万通りのカウントダウン・ジャパン、今日もたくさん投稿いただきました!

      あなたの背中が写っているかもしれない。フェス百景Part.5

      あなたの背中が写っているかもしれない。フェス百景Part.5

      東北ライブハウス大作戦ブース

      東北ライブハウス大作戦ブース

      ゴールはフェスのステージです! RO69JACKブース

      ゴールはフェスのステージです! RO69JACKブース