Goodbye holiday

傷ついた心を癒す純真なメロディ

広島で結成されたGoodbye holidayは念願の初出場。直前のリハで音を鳴らしただけで、「やべぇ、もう楽しい!」と、児玉一真(Vo.Gt.)は感極まったように口にした。まずは最新ミニアルバム『KNOCK』から、エッジの効いたロックナンバー“十ヶ条”でライブをキックオフ。大森皓(Gt.)、福山匠(Ba.)、山崎晃平(Dr.)が繰り出す硬派なバンドサウンドは激しく明滅するライティングを伴いながら、心地好くフロアに響き渡っていく。時代を問わず聴き続けることのできる普遍的な歌こそが、グッホリの目指す音楽だ。

MCでは、福山が「広島から出て来て、辛いこと、楽しいこといっぱいあったし、みなさんへの『ありがとう』『よろしく』、それらを……ンーッ! 一緒にして、爆発して帰ります!」と、ピコ太郎ネタも織り交ぜながら意気込みを語り、ムードメーカーの本領を発揮。《たった一秒間でも/あなたの世界壊してしまいたい》と、バンドが音を鳴らす決意を込めた“パラダイムシフター”を経て、「念願のCOUNTDOWN JAPANのステージに立って、言いたいことはたくさんあったんですけど……今日は出会ってくれてありがとうございます!」と、感謝を伝えた児玉。「来年も再来年もずっと踏ん張って生きていこう」と言うと、ラストは“スプートニク2号”。アコースティックギターを掻き鳴らし、大らかに刻むリズムのなかで歌うのは、私たちは決して孤独ではなく、誰かを愛し、信じ合うために生きているということだ。Goodbye holidayが覚悟をもって歌うピュアなメッセージは、美しいメロディに溶け合って、すっと胸に飛び込んできた。(秦理絵)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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