DAOKO

孤独をラップでポップに撃ち抜く!

COUNTDOWN JAPAN 16/17、2日目のMOON STAGEのトップバッターは19歳のラップシンガー、DAOKO。青い光と重低音の中で登場し、ウィスパーボイスで強い言葉を放ちながら“ダイスキ with TeddyLoid”での鮮烈な幕開け。体を大きくうねらせて音を感じながら、闘志をもってオーディエンスと向き合う堂々たるパフォーマンス。続いて“FASHION”と、2016年9月にリリースしたセカンドシングルに収録されている最新ナンバーを連発していく。軽やかにBPMを上げたら、フロアからたくさんの手が挙がった。

ちょっぴりメロウなイントロが聴こえてきたら、tofubeats feat.オノマトペ大臣の楽曲のリアレンジ“水星”へ。青い衣装の女性ダンサーふたりと共に、ファンタジーとダークな感情が入り交じるようなDAOKOならではの世界を作り上げていく。エフェクトがかかった声もビジョンに映し出される彼女のクールな眼差しも魅力的だ。ダンサーが4人になり、更に濃厚かつダンサブルなステージを繰り広げた“ShibuyaK”。会場を大いに盛り上げていくのだが、歌われているのは都会の人混みの中で感じている女の子の孤独だったりして。そんな切ない感情をビートにして躍らせるのもDAOKOの表現者としてすごいところだ。

「最後の曲、みんなでクラップして踊りたいと思います!」というMCで始まったラストの“BANG!”はキュートな振り付けと明るくポップな曲調の中、みんなの手拍子を煽りつつ《ねぇ、アタシと死ねるの?》という名フレーズを撃ち放つ。照れたような笑顔で「ありがとう!」と言ってステージを去ったDAOKO。飛び跳ねるようにしながら帰っていく姿が印象的だった。(上野三樹)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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