GLIM SPANKY

燃える魂は不屈のロックに宿る

3日目COSMO STAGEはGLIM SPANKYでスタート! 亀本寛貴(Guitar)のレスポール&松尾 レミ(Vocal & Guitar)のリッケンバッカーが高らかに鳴り渡る“NEXT ONE”のアンサンブルを貫くように、生命力の塊のような松尾のハスキーな熱唱がエモーショナルに響き、観る者を高揚の頂へと導いてみせる。
さらに、今夏の映画『ONE PIECE FILM GOLD』の主題歌“怒りをくれよ”炸裂! 《まだ 全然足んねえな 怒らせてくれよ》と獰猛に突き上げる松尾の歌が、ロックの本質そのもののタフなサウンドと共に、COSMO STAGEの熱気をぐいぐい高めていく。そのまま映画『少女』主題歌“闇に目を凝らせば”へ――といったハイエナジーな歌のひとつひとつが、時代に熱く求められた2016年のGLIM SPANKYの歩みを雄弁に物語っている。

ラストの“ワイルド・サイドを行け”まで、1曲を除いて7月リリースの2ndアルバム『Next One』の楽曲でセットリストを構成していたこの日のGLIM SPANKY。その「1曲」は、学生時代から大切に歌い続けてきたという名曲“大人になったら”だった。
「周りの大人から『バンドなんて早くやめたほうがいいよ』って言われて、大人になるって怖いなって思ってたんですよ。そんな気持ちを……自分で自分の背中を押したいし、同世代のみんなにも届けたいし、年上の人たちの心も開くような歌が歌えたらなあと思って」
そんな言葉と共に、《この世の全ては/大人になったら解るのかい》と切実に歌われるメッセージが、世代感を超越する包容力とスケール感をもって広がっていく。最高のロックソングが描く、珠玉の音楽空間だった。(高橋智樹)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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