SKY-HI

強烈な興奮! ロックファンも沸いたラップの嵐

真っ赤なスーツに身を包んで登場したSKY-HI。掛け声を上げてバンドのサウンドの感触を確かめた彼が、最初に届けてくれたのは“Ms.Liberty”。大所帯の楽器隊、コーラス、ダンサーチーム……という編成による頼もしい仲間たち「SUPER FLYERS」と共にステージに立ち、巧みにビートを乗りこなしながらラップを放つSKY-HIは、初っ端からとんでもないほどかっこよかった。

そして“スマイルドロップ”が一層の盛り上がりを生んだあとも、スリリングな場面の連続となった。「最高の年末にするために、このステージをみんなが選んだことを正解にするために。他じゃ聴けないもの、見えないものを見せてやろうぜ!」と言い、アカペラで届けた“As A Sugar”。その興奮も冷めやらぬところで連発された“Welcome To The Dungeon”“Enter The Dungeon”。大喝采を誘ったアカペラによる“Tyrant Island”……グイグイ迫ってくるラップの切れ味が、どんどんシャープになっていく。ロックバンドのTシャツを着ている人々も、大喜びしながら盛り上がっていたのが印象的だった。

“Seaside Bound”のあとに迎えたインターバル。「俺は勝つまでやってきたから一度も負けたことがない。何回だってよみがえるぜ」と語り、COUNTDOWN JAPANに賭ける闘志を改めて露わにしたSKY-HI。彼がラストに披露したのは“Double Down”だった。ギターをカッティングしながらラップする姿が凛々しい。2017年の彼も精力的な活動を展開することを確信させてくれるステージであった。(田中大)

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