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EARTH STAGE14:30

名デュエットも披露! ヴァイタリティと思いの大きさが比例する歌声

今回で3年連続のEARTH STAGE登場となるmiwa(COUNTDOWN JAPANには6年連続の出演!)。バンドメンバーとオーディエンスが手を打ち鳴らす中で姿を見せると、真紅の衣装でギターを構える。凛とした歌声をホールの隅々にまで響かせるような始まりのナンバーは、強い友愛を持って女子を鼓舞する“fighting-φ-girls”だ。「COUNTDOWN JAPAN、盛り上がってますかー!? すごいたくさん集まってますねえ!」と告げ、年内ラストライヴの感慨と感謝を伝えながら、「今日はここにいる全員と繋がりたいです!」と“360°”へ向かう。ハンドマイクで溌溂とステップし、カラフルな音像と爆発力を伝えるバンドも素晴らしい。

思い切ったソングライティングで破天荒なエネルギーを伝える“ストレスフリー”は、miwaのアクションに誘われながら視界いっぱいにタオルが振り回される。近頃ではすっかり、必殺のライヴナンバーとなってしまった。痛快な一曲の直後には、無限の可能性と包容力を見せつけるようなサウンドと歌声で“ヒカリへ”だ。そして今年、TVドラマ『コウノドリ』の主題歌としてシングルリリースされた“あなたがここにいて抱きしめることができるなら”。「皆さんにとって、大切な人を思い浮かべながら聞いてください。命の誕生を歌った歌です」と告げたmiwaは、荘厳なピアノの旋律に導かれ、かけがえのないものに寄せる思いを渾身の歌に込める。

さらにここで、スペシャルゲストとしてステージに招かれたのは、「幕ハジ→メッセの皆さん、こんにちはー!」と挨拶するシンガーソングライター=ハジ→である。ということは、次の曲はもちろん、コラボシングル“夜空。feat.ハジ→”だ。切々とした曲調の中で、互いが互いを正しく引き立てる美しいデュエット曲である。ふたりが向き合って台詞で締め括るまで、しっかりと決まった。ハジ→を拍手で見送ると、miwaは1月20日に発売される『miwa ballad collection ~graduation~』と1月から始まるツアーについて語り、「またすぐみんなに会いたいので、ライヴにツアー、遊びに来てくださーい!」と呼びかける。そして男子、女子それぞれにコールを誘うと、賑々しくサンバのビートで弾ける“君に出会えたから”で大団円だ。2016年も、miwaは我々の生活を明るく照らしてくれるに違いない。そう確信させるステージであった。(小池宏和)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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miwa

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