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MOON STAGE11:40

熱い心をまっすぐに届けるロックバンド、ゴードマウンテン登場

2日目のMOON STAGEの幕を開けるのはロッキング・オンが主催するアマチュア・アーティスト・コンテスト「RO69JACK 2015 for COUNTDOWN JAPAN」優勝バンド、大阪から来たゴードマウンテン。メンバーは、あっきゅん(Gt.&Vo.)、やっすー(Gt.)、たか(Ba.)、でーもんほった(Dr.)の4人、現在20〜21歳という若きロックバンドだ。まだ暗転したままのステージ上から、「オッケー!!」という声が響きわたり、互いの音を合わせるようにノイジーなセッションをはじめると、あっきゅんが高く手を掲げ「俺たちが、ゴードマウンテンです。よろしく」と絶叫。1曲目の“空虚な感覚”でライヴはスタートした。

疾走感のあるビートとスラップベース、ファンキーなギターリフによるねっちりとしたアンサンブルに乗るのは、かすれ声のあっきゅんのヴォーカル。熱く、哀愁まじりのメロディにぴたりとはまって、エモさをブーストさせていくその声に、観客も思わず引き込まれていく。気づけば、グッと拳を握って聴いてしまうような、そんなバンドだ。続けざまにプレイした“約束”では、歓声をエネルギーにさらにバンド・アンサンブルが激しさを増した。

「まずは、ここに連れてきてくれた人たち本当にありがとうございます。俺はこうやって、ステージで歌をうたうことが好きです。だからバンドをやってます。つい最近までは、ライヴ楽しいなって、ここに来ているあなたたちと何も変わりませんでした。こうして、大きな舞台に立てて、自分のなかで自分の音楽が変わるんじゃないかと思ってた。でも何も変わりません。あなたたちと同じです。あなたたちも僕たちも、音楽が好きで年末にこうしてフェスを楽しみに来たんでしょう?」。ギターを爪弾きながら、あっきゅんが歌うように語りかける。そして「そんなあなたたちが大好きだ」と続け、そのままミディアムテンポのバラード曲“人の痛みに触れた時に”を歌いはじめた。渾身と言うにふさわしい、身を震わせるようなあっきゅんのパワフルな弾き語りから、徐々にバンドサウンドが折り重なって、激しく胸をゆさぶるようなバラードへと仕立てていく。観客はじっと、その歌に言葉に耳を傾け、拍手で応えた。わずか3曲だが、大きなインパクトを残したゴードマウンテンのステージだった。(吉羽さおり)

ゴードマウンテンの音源・ライヴ映像が視聴できるRO69JACKページはこちら
http://jack.ro69.jp/contests/jack2015cdj/artists/33151

次回の、RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL は、2016年2月4日(木)エントリー受付開始です。
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ゴードマウンテン

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