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COSMO STAGE12:00

5周年のタフでポップな存在感、爆発!

さあ、いよいよ今年もあと2日。3日目のCOSMO STAGE、最初のアクトは、ねごと! 今年は3月にアルバム『VISION』を完成させ、突き抜けた進化を響かせてくれた彼女たち。デビュー5周年を迎えて精力的に活動してきた4人の、2015年のライヴ納めがいよいよ始まる。 ひとりずつ、おじぎしたりピースしたりしながらステージに登場した彼女たち。1曲目“憧憬”のイントロで「こんにちは、ねごとでーす! COUNTDOWN JAPAN!」と蒼山幸子(Vo.&Key.)が挨拶。シンセの音に導かれ、4つの音がダイナミックな高揚感と共に鮮やかな光をたぐり寄せるような幕開け。自信に満ちた堂々たるパフォーマンスが実に頼もしい。

澤村小夜子(Dr.)によるバスドラが鳴り響き、“ループ”に続くと、オーディエンスもCOSMO STAGEから月まで行っちゃう盛り上がりで手を左右にフリフリしながら応えている。沙田瑞紀(Gt.)と藤咲佑(Ba.)が左右から歩み寄って懸命にプレイする姿にも心打たれる。楽曲にあるファンタジックなムードの中に獰猛なロックサウンドを潜ませて、ねごとにしかない音楽をしっかりと掴んでいる。そもそも“ループ”は彼女たちが超初期に作ったナンバーだが、もう初めからすでにねごとだったんだ、ということを今の彼女たちは迷うことなく鳴らしている。それまでの葛藤さえも全て眩しい音になる。

「今日は朝早くからCOSMO STAGEでやらせていただいてますけど、来てくれてありがとう! みんな起きてますか?」と幸子。「今年はアルバムを出してワンマンツアーをまわって、5周年ということもあり節目の一年でした、ありがとうございました」と感謝の言葉を添えた。
「それではまだまだ行きますかー!」と“カロン”へ続くと、疾走感と多幸感溢れるシャワーみたいな音とメロディの洪水を浴びながら、オーディエンスの熱気も最高潮に! 彼女たちの、もっと音楽を楽しみたいんだという探究心が凄まじい音圧やアレンジになって巨大な渦を巻き起こしているような“シンクロマニカ”にも底力を感じさせてもらった。
そして最後は“endless”で、ちょっと切ない心情が描かれたこの曲を丁寧に鳴らしながら、熱気と余韻たっぷりに終了。「来年もよろしく!」と幸子が言い、4人は晴れやかな笑顔を見せながらステージを去った。ほんとうにあっという間に過ぎていった楽しい時間に、今のねごとの確固たる存在感を見せてもらった。(上野三樹)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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ねごと

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