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GALAXY STAGE25:50

笑顔は一足早い初日の出。新年を飾るパンクロックの祝砲

年始を迎えて自ずと高鳴る胸を、さらにウキウキさせようと集まってきた観客の数がものすごい。渦巻くただならぬ熱気を感じながら登場したSUGA(Vo&Gt) /JOJI(Ba&Cho)/YU-KI(Dr)は、見るからにやる気満々であった。そして、1曲目に放たれたのは“Riot”。巻き起こった手拍子がものすごい。サビではタテノリのダンスが起こり、フロアを心地よく揺らす。続いて、「2016年の旅の始まり!」と言ってスタートした“Bird of Passage”。清々しい昂揚感が勢いよく広がっていく。3曲目に届けられた“Bitter Sweet”は、観客が振り上げる無数の拳が、ステージから届けられるサウンドを全力で祝福。ハジケまくったパーティーの幕開けとなった。

「新年を家族と過ごす人、彼氏や彼女と過ごすのも素敵。でも、こんなにたくさんの人と過ごせるって素敵です」。たくさんの人で埋め尽くされた会場を眺めて、感激した様子だったJOJI。そして、「今年一発目の挑戦。今年もいろんなことに挑戦してね」とSUGAが言って“Try My Luck”へ。観客の興奮にさらに拍車がかかる。解放的なダンスの嵐となった“Dance Until Morning”。激しいコールを誘っていた“Still Believing”。「今年もいろんなことがあると思うけど、自分に正直に生きてね」というメッセージが添えられた“Jupiter”……とびっきりのナンバーを次々と体感しながらdustboxと新年を過ごすのは、本当に最高だった。

「ドラムが変わったんですよ。この3人で初めてレコーディングしました。そこから1曲。歌ってみるから覚えてくれる?」。2015年に加入したYU-KIを紹介しつつ、彼が叩くドラムにあわせて掛け声の見本を示したSUGA。突入した新曲は、♪ウォーウォーウォーウォオオーという皆の歌声もバッチリ加わり、素晴らしい盛り上がりを実現していた。そして、“Hurdle Race”が壮絶。ものすごいスピードで駆け抜け、この3人による新体制の強力さを改めて我々に示したのであった。

力強い大合唱を起こした“Tomorrow”。「今年もいろんなことがあると思う。みなさんの良い今年を願って、次の物語へ」と言ってスタートした“Next Story”……終盤の2曲も素敵だった。そしてエンディングを迎えた時、観客はすっかり汗だく。「ライヴハウスで会いましょう!」と言って去っていった3人を、汗で輝くたくさんの笑顔が見送った。(田中大)

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