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ASTRO ARENA15:45

ライヴあり、トークありのスペシャルステージ!

COUNTDOWN JAPAN 15/16、2日目のASTRO ARENAで繰り広げられるのは、2016年2月6日公開の宮藤官九郎監督の最新作『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』のスペシャルトーク&ライヴだ。17歳でこの世を去った関大助(神木隆之介)が、大好きなクラスメイト・ひろ美(森川葵)にキスしたい一心で地獄の赤鬼キラーK(長瀬智也)とともに地獄からの生還を目指して大奮闘する……というこの映画。監督、キャスト、ストーリーなどで話題を集めているが、もうひとつの注目ポイントが、キラーK(Vo)、大助(G)、邪子(清野菜名/B)、COZY(桐谷健太/Dr)というスペシャルバンドバンド・地獄図(ヘルズ)。他にも、Char、快速東京などがゲストとして登場したり、主題歌の作曲をWAGDUG FUTURISTIC UNITYのKYONO(Vo)が担当していたり、劇中歌で向井秀徳“天国”が使用されていたり、さらには地獄図(ヘルズ)がCDデビューしたりと、宮藤作品ならではの音楽的トピックスも多いこの映画。開演前からフロアもスタンドも超満員のASTRO ARENAが、このスペシャルステージへの期待を証明していた。

まずは映画の予告編が流れ、続いてWAGDUG FUTURISTIC UNITYが登場し、披露されたのは宮藤作詞、KYONO作曲による主題歌“TOO YOUNG TO DIE!”! イントロから轟くような重低音が空気を振動させ、KYONOがスピーカーの上にのったりとフロアを煽る。全身から絞り出すような渾身の雄叫びと破壊力満点のミクスチャーロックにたくさんの拳が突き上がった。

そしてトークコーナーへ。まずは宮藤監督、劇中で演じた地獄のガールズバンドメンバー・じゅんこに扮した皆川猿時が登場。皆川が「メイクが2時間くらいかかるんです~」と話したり、ふたりの絶妙掛け合いが繰り広げられる中、神木隆之介、桐谷健太、清野菜名が登場すると、割れんばかりの大歓声が! すごい! ひとりずつ役柄を説明したのだが、清野のコメントに皆川が「すごく顔が小さい」とおそらくみんなが思っていることを代弁して笑いを誘う場面も。本日この場に来ることができない長瀬はビデオレターで参加し、「自分の好きなロックカルチャーも映画の中に含まれているから、自分の好きなギタリストの名前とか、バンドの名前とか、ギターのフレーズとか、そういうのが要所要所に出てくるのがすごく楽しかったです」とコメントした。そして、撮影所の近くの焼き肉屋にみんなでしょっちゅう行っていたこと、神木が長瀬からギターや楽器、音楽のことを教えてもらったことなど、撮影中のエピソードやここでしか観ることのできないメイキング映像も披露された。

最後は、劇中歌を担当した向井秀徳が登場! 映画の感想を「ひとことで言ってアカデミー賞。サントラはグラミー賞」とさすがのコメントだ。向井は、映画の肝となるという宮藤作詞、向井作曲の劇中歌“天国”を披露。アコギの音色と向井の歌声が力強くて優しい。映画のみならず、人生の核に触れているような歌詞がじんわりと染み入った。(岡崎咲子)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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