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EARTH STAGE20:35

笑顔と幸福を届けまくり、明るい光を放った名曲たち

ステージに現れただけで、その場をパッと一気に明るくしてしまうウルフルズ。トータス松本(ヴォーカル)、ウルフルケイスケ(ギター)、ジョンB(ベース)、サンコンJr.(ドラムス)の笑顔が今日もまぶしい。笑顔の乱反射がEARTH STAGE全体を包んだところでブルースハープをトータスが吹き鳴らし、“いい女”がスタート。大喜びした人々の声が大爆発し、会場内の気温がグングン上昇した。そして2曲目は “ガッツだぜ!!”。白い歯をキラキラさせるトータスに負けないくらいに観客も《ガッツだぜ》と熱く叫んで飛び跳ねる。天国も嫉妬するはずの圧倒的な幸福が広がるオープニングであった。

「ウルフルズです。最後までよろしく!」と挨拶をして、ギターをシャープにストローク。《イェーイ》とソウルフルに歌い始めたトータス。始まったのは“バンザイ~好きでよかった~”。観客の大合唱が会場全体に共鳴してビックリ。人々に深く愛されている名曲であることを実感させられる場面だった。続いて“ええねん”。躍動するサウンドに合わせて《ええねん》と繰り返し元気よく歌う人々の声を聴いていると、2015年にためこんだいろいろな辛い記憶が綺麗に洗い流されていくような気がした。

後半戦は“てんてこまい my mind”から幕が開けた。互いのサウンドを絡ませ合うメンバーたちが実に楽しそう。そんな熱気をハジケたバカ騒ぎへと発展させたのが”バカサバイバー”。そして、ラストの“ロッキン50肩ブギウギックリ腰”が素晴らしかった。最初は「幕張~」というような普通のフレーズでコール&レスポンスを誘ったトータス。しかし、いつの間にやら「腰痛~」「肉離れ~」「ヘルニア~」「ど忘れ~」「冷え性~」「頻尿~」など、変な言葉ばかりを連発。そんなことばかりを言っていた罰が当たったのだろうか? トータスがギックリ腰で倒れて担架で運ばれてしまうというまさかの展開に……というのはもちろんジョークで、観客が「トータス! トータス!」という声援を送ると、見事に復活。再びステージに戻ってきた彼は、軽快にステップを踏みながら大熱唱!という展開で盛り上げてくれた。最高! 全篇でウルフルズのライヴの楽しさをじっくり噛み締めることができた。(田中大)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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ウルフルズ

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