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MOON STAGE17:45

「はじめまして」のあなたを魅了、堂々のCDJ初見参!

無期限活動休止中のさよなら、また今度ねのフロントマン、菅原達也(Vocal, Guitar)が、新たにスタートしたバンド、め組がCOUNTDOWN JAPANに初参戦! 先日、豊洲PITで開催された「JAPAN'S NEXT TURBO」のオープニングアクトで目撃した人もいるかもしれないが、8月の結成からまだ4ヵ月、現時点ではCDのリリースもされていないニューカマーだ。

SEをバックに、菅原、富山京樹(Guitar)、下山拓也(Bass)、大熊諒(Drum)、出嶋早紀(Keyboard)がステージに登場。「幕張、元気ですかー? COUNTDOWN JAPAN、楽しんでますかー?」と、菅原がフロアに呼びかけて1曲目に披露したのは、来年2月10日にリリースが決まったタワーレコード限定両A面シングルから“マイ・パルプフィクション”だった。一瞬にして聴き手の心を鷲掴みにするメロディと、その歌の存在感をとても大切にしながら奏でる5人の息の合ったバンドサウンドが、鮮やかに鳴り響いた。続いてはさよなら、また今度ねの楽曲“クラシックダンサー”。後半にかけて軽やかに転調するサウンドがぶわりと気持ちを底上げしてくれる。

「新人バンドなのにこんなに集まってくれて、マジでうれしいです! 僕のすべてと、DNAをここに残して帰ろうと思います」と熱い口調で語る菅原。その言葉のとおり、フロアには、め組とはどんなバンドかと、期待を胸に大勢のお客さんが集まっている。しかも、おそらく初見の人も多いはずだが、その演奏に合わせて、左右に手を振ったり、手拍子を送ったりと、いい一体感のなかライヴは進んだ。

トリッキーな存在感を放っていたダンスナンバー“独りな武士”では、不思議なフレーズを繰り返すイントロが意表を突き、良質なポップミュージックでありながら、その枠に収まらない奔放さも見せため組。菅原は、MOON STAGEに出来上がった素晴しい景色に囲まれて「どうもありがとう! ありがとう! 嬉しいっ!」と喜びを爆発させていた。最後は来年リリースの両A面シングルからもう1曲“500マイルメートル”、そしてさよ今のライヴ鉄板曲“僕あたしあなた君”。軽やかなピアノの伴奏が印象的な2曲でライヴは終了した。そのアウトロでは、何度も「アイラビュー!」と叫んでいた菅原。この男は、きっとこの先、わたしたちの想像を超える何かを起こしてくれるだろう。そんな期待に胸が膨らむ快演だった。(秦理絵)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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め組

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