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COSMO STAGE18:00

メッセを灼熱のライヴハウスへと変えた、高速メロディック!

「ライヴハウスへようこそ、思いっきり楽しんでってくれ。よろしく!」というU-tan(Vocal&Guitar)の挨拶とともに、鮮やかなメロディックチューン“RIGHT NOW”でライヴの幕を開けた、大阪・堺のメロディックパンク・バンド、GOOD4NOTHING。微塵のゆるみもない超高速ビートを紡ぎ出すSUNE(Dr&Kuchibue)、ぶっとい音を出しながらアグレッシヴに(時に変顔で)観客を煽るMAKKIN(Bass&cho)、そしてU-tanと絶妙な掛け合いやハーモニーを聴かせるTANNY(Vocal&Guitar)。スタートから17年を迎え、キャリアとしてはベテランと呼んでもいい域に達しているも、キッズの心を速攻でつかんでいくキャッチーな曲やステージでのやんちゃなプレイは不変。それどころか、年々、やんちゃぶりに拍車をかけながら、極上のメロディックサウンドに磨きをかけている。続く“J.C.”、“Stick With Yourself”、そして“Maximize”はもう何年も、ライヴ定番曲として何百回の大合唱を巻き起こしてきたが、それでもプレイするたびにフレッシュな興奮の叫びや、歓喜のガッツポーズを起こす。「いったれ!」というTANNYの叫びから、快速ビートでキレのあるアンサンブルを聴かせる“Stick With Yourself”は最高だ。手拍子にシンガロング、高いジャンプにダンス、そして笑顔と、観客も興奮のフルコースで応えていく。

「楽しんでますか、幕張。GOOD4NOTHINGは今年、10枚目になるフルアルバム『KIDS AT PLAY』を出しました。そこから1曲聴いてください」(U-tan)と言って披露したのは、西海岸風のブライトなメロディと3人のハーモニーが爽快な、“STOMPING STEP”。『KIDS AT PLAY』からはもう1曲、“IN THIS LIFE”もプレイし、新旧のライヴ必殺曲を取りそろえたセットリストとなった。
TANNYがサビのフレーズをアカペラで朗々と歌い上げてはじまった“Cause You’re Alive”は、声を嗄らして歌うシンガロングチューン。観客も一緒になって、顔をくしゃくしゃにして泣きのエモーショナルなメロディを歌い上げ、笑顔へと着地させる。グッと握った拳を振りまくっての高らかな大合唱は、最高のハイライトとなった。「2016年、ライヴハウスで会いましょう、よいお年を!」(U-tan)の言葉に、熱い拍手とガッツポーズが送られた。(吉羽 さおり)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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GOOD4NOTHING

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