2曲目は、小気味いい歌詞と疾走感溢れる陽性のメロディが華やかな“SNS”。光と祐輝の双子による交互に繰り広げられる息のピッタリあったツインヴォーカル、光の全身を使ってオーディエンスを煽動するパフォーマンス、ドライヴィンな今井のベースライン、メロディアスな三澤のギター、破壊力満点の村磯のドラミング――彼らは、高校の文化祭をきっかけとして目立ちたがり屋が集まって結成したというが、ひとつひとつのパートがとても饒舌で、それが重なり、ひとつの大きなバンドサウンドとして高めあって大きな熱量を生み出しているのがおもしろい。ハンパない気迫にフロアには無数の手があがる。
「俺たちがこのステージに立てているように、きっと音楽には力があると思います。しかもさ、その音楽の力というのは全アーティスト、全スタッフ、そして、この会場にいるみんながそれをきっと信じていると思います。そう思わないかい? そうしたらここにいる人は馬鹿だ、しかも音楽馬鹿だ。いいかい? その音楽馬鹿が4日間最後の最後まで音楽馬鹿の祭りをやります。その祭り、最後まで楽しまないわけないよな!」(光)というMCも気迫満点だ。そして、「次の曲でラストだ。さんざん遊んでいけ!」(光)と“MAWASE”へ。パンク、ロック、ポップス、ハードコアなどあらゆる要素がDNAレベルで溶け込んだ親しみやすいメロディには、日々のちょっとした嫌なことをエネルギーに変換してくれるようなパワーと無限のポテンシャルがある。5人はこの場に集まったオーディエンスに大きな爪痕を残し、ステージを去ったのであった。(岡崎咲子)
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