新年カウントダウンを終えた後もMOON STAGEは熱い！ COUNTDOWN JAPAN初出演の神戸発ロックンロール最終兵器・ドラマチックアラスカ、のっけから“世界の始まり”でMOON満場のオーディエンスにアグレッシヴに挑みかかる！ 観る者の情熱に突き刺さるヒジカタ ナオト（Vo / Gt）の熱唱。タイト＆ワイルドに燃え盛るマルオカ ケンジ（Ba）＆ニシバタ アツシ（Dr）の爆裂ビート。サポートギタリストにロマンチック☆安田改めドラマチック☆安田（爆弾ジョニー）を迎えた4人編成で繰り出すそのサウンドが、会場の熱気をさらに熱く強く呼び起こしていく。そこから“リダイヤル”、さらに“人間ロック”とパワフルなナンバーを連射し、「ろっくでなしに愛を鳴らせ！」の高らかなコール＆レスポンスを巻き起こしては「起きてる？ 大丈夫？ 年明けてる？」とさらに悪戯っぽく煽り倒してみせる。

「明けましておめでとうございます！ COUNTDOWN……し終わったJAPAN！」とヒジカタ。「こたつでぬくぬくとテレビを観るという選択肢を捨てて、よくぞ幕張に、ドラマチックアラスカにお集まりいただきまして、ありがとうございます！ ようやく！ MOON STAGEに出演することができました！」という言葉に、熱い拍手喝采が広がる。「帰っても、2016年頑張れるように、楽しいライヴをしますんで。最後までお付き合いよろしくお願いします！」「なんて楽しいんだ！ バンドやっててよかったと思いました。最後までよろしく！」というヒジカタのコールから“東京ワンダー”へ流れ込んで、タイトなビートと清冽なメロディをMOON STAGE狭しと躍動させてみせる。

「2016年のあなたを決めるのは、あなた自身です！ 全部、置いて帰ればいい！ 毎日を生き抜くためのエネルギーを、ちょっとでも与えられたら……。最高にアガれるチューンを置いて帰ります！」と万感の想いを叫び上げたヒジカタ、「これで終わりとか……無理無理無理！」と突入したラストナンバーはもちろん“無理無理無理”！　鋭利なWギターとベースラインとドラムが性急なデッドヒートを繰り広げ、ヴァイタリティあふれる歌声がオーディエンスの心と身体をがっつり揺さぶっていく……アウトロの爆音を浴びながら「今、最高に生きててよかったと思っております！」と叫ぶヒジカタの姿に、惜しみない拍手と歓声が湧き起こっていた。（高橋智樹）

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号（1/30発売）」に封入！ 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊！