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GALAXY STAGE20:50

新人バンドMONOEYES、デビューイヤーを熱狂で締め括る

今年6月に『My Instant Song E.P.』を、7月にフルアルバム『A Mirage In The Sun』をリリースし、ふたつの全国ツアーや各地イベント出演で熱狂を巻き起こしてきた、新人バンドにしてスーパーグループ・MONOEYES。サウンドチェックから本番みたいなヴォルテージで音出しをしていてびっくりさせられたわけだが、『スター・ウォーズ』のテーマに乗って細美武士(Vocal & Guitar)、戸高賢史(Guitar)、スコット・マーフィー(Bass & Chorus)、一瀬正和(Drums)が位置につくと、「よっしゃ行こうかあーっ!!」と細美のシャウト一発で、真紅の照明に染まりながら“Cold Reaction”に飛び込んでいった。

パンキッシュな爆音からトディの狂おしいギターフレーズが抜け出てくる“Like We’ve Never Lost”で「行こうぜーっ!!」と、どでかいシンガロングを誘うと、「こんばんはMONOEYESでーす!」と挨拶もそこそこに、チャーミングなメロディで、《I hurt you bad/I'm sorry》と罪の意識に苛まれながらも猛スピードで転がる“When I Was A King”も繰り出される。メンバー紹介(一瀬はこの直後、同じくGALAXY STAGEのASPARAGUSで連投!)を経て、今度は「誇り高き負け犬の歌をMONOEYESでやります!」と“My Instant Song”で熱いシンガロングを導くのだった。

眩いメロディと日本語詞でスコットがリードヴォーカルを担うのは、Scott & Riversの“HOMELY GIRL”。間髪入れずに、“明日公園で”がドカドカとした無邪気なロール感で繰り広げられる。スコットは、細美がthe HIATUS、トディがART-SCHOOL、一瀬がASPARAGUSで、COUNTDOWN JAPAN 15/16でそれぞれこの日2ステージに立つことに触れて、「僕だけ1ステージ」と何やら気にかけていたが、細美は「お前らってほんとバンドが好きなんだなって思う。お前らから見たら、いろんなバンドが現れては消えていく。でも、俺たちからしたら、俺たちの人生の登場人物ってお前らなんだわ。ありがとう」と告げて、渾身の轟音で“Run Run”へと向かっていった。

そして、どれだけ離れても変わらない絆を眩いサウンドと歌声に込める“Remember Me”を放つと、「また来年も、どこかで会えたら、会いたいです!!」と細美が告げ、2015年最後のナンバーとして“グラニート”を届ける。その汗まみれ笑顔まみれの光景は、なぜかいつでも例外なく、幸福感に満たされているものなのだ。(小池宏和)

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MONOEYES

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