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MOON STAGE17:30

夢を叶えた飛躍の1年、明日へつながる満開の笑顔!

今年は初の渋谷CLUB QUATTROワンマンを大成功させたRhythmic Toy Worldは、躍進の1年の勢いのまま、このCOUNTDOWN JAPANへと乗り込んできた。BOOM BOOM SATELLITES “KICK IT OUT”のSEにのせて登場した内田 直孝(Vo/Gt)、岸 明平(Gt)、須藤 憲太郎(Ba)、磯村 貴宏(Dr)の4人。内田がエレキギターを掻き鳴らして歌い出した“フレフレ”からライヴはスタートした。ダボダボのTシャツにキャップという、いわゆるB系ファッションに三つ編みヘアの内田が誠実そうな歌声で紡ぐキャッチーでポジティヴな応援歌がフロアをあっと言う間にひとつにしてしまう。続く、“いろはにほへと”ではリズミカルなメロディにのせて《い、い、いろはに》《ほへとほへと》と、言葉遊びを楽しむ1曲。お客さんと一緒に歌おうとメンバーが煽ると、その気合いに呼応するように、フロアからも大きなリアクションが跳ね返ってきた。

「この時間帯、俺らのことを選んでくれてありがとう。俺らのことを選んだってことは、思いっきり汗をかきに来たってことでいい?」と、内田がフロアに問いかけると、ライヴは後半へ。ここからステージはさらにヒートアップする。岸の鋭いギターリフ、須藤&磯村のへヴィなリズム隊がビリビリと空気を震わせた“波紋シンドローム”のあと、“とおりゃんせ”では、内田が早口で捲し立てる攻撃的なヴォーカルも印象的だった。

最後のMCで内田は顔じゅう汗だくのまま語りかけた。「今年はたくさんの夢がかなった1年でした。去年のいまごろは、たくさんの仲間がカウントダウンに出てて、すんげぇもやもやした気持ちで心がいっぱいでした。そんな気持ち抱えたまま、スタジオに入ったら、この4人で音を出して、笑い合って、俺らの音楽を待ってくれる人がいる、それだけで十分幸せじゃんって気づきました。だから、それから今日も明日も明後日も、自分らしく笑ってたいって思って、この1年、毎日歩んできました」。時々、目を細めながら本当に嬉しそうにそう言うと、まさに、その想いを歌詞に込めた最新シングルでもある“輝きだす”を披露した。《子供の頃の僕らのように/上手く笑えてるかな》と、悔しさや悲しさを抱えながらも、笑顔で生きることをテーマにしたその歌に、そっと涙を流してステージを見つめるるお客さんの姿も。最後に、「幸せでした。ありがとう!」と言った内田は、少年のようにキラキラとした笑顔だった。(秦理絵)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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Rhythmic Toy World

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