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COSMO STAGE15:00

新生モノブライト、COUNTDOWN JAPAN 15/16からスタートを切る!

2015年6月にドラムの瀧谷翼が脱退、メンバーそれぞれの活動を経て10月から再始動、12月11日に約2年ぶりの新曲“冬、今日、タワー”を配信リリースしたばかりのモノブライト。新体制一発目のライヴが、このCOUNTDOWN JAPAN 15/16となる。桃野陽介(Vo / Gt)、松下省伍(Gt)、出口博之(Ba)のメンバー3人に、ドラム:SISTER JETのKENSUKE.A、キーボード:WONDERVERの村上奈津子、そしてカルメラのホーン隊(トランペット小林洋介、アルトサックス辻本美博、トロンボーンたなせゆうや)が加わった布陣。

桃野、まず「幕張久しぶりー!」と絶叫、続いてギターをストロークしながら歌い出した瞬間にフロアから歓声が挙がる。“アナタMAGIC”、このバンドの代表曲のひとつの軽やかなポップチューンであり、とても耳になじんだ曲だが、ホーン隊が加わったことで、グッとカラフルでファンキーな曲に生まれ変わっている。歌詞を「僕には見えない幕張MAGIC」と変えて歌った桃野、曲が終わると「モノブライトです! 会いたかったぜ幕張ぃ! 最後までたのしっべってっちゃ★×○△……!」と後半カミカミになって「ああ、やっぱり桃野だなあ」とオーディエンスを安心させつつ、2曲目“JOYJOYエクスペリエンス”へ。こちらもブ厚くファンキーなダンスチューンになっていてびっくり……というか、もともと踊れるロックをやってきたバンドなんだということを思い出す。そのダンス要素がより押し出されているのが新生モノブライトであるようだ。続いてはホーン隊がフロントに出てひとしきり吹きまくってから“踊る脳”へ突入。身体を揺らす→踊る→ジャンプする、と、フロアを埋めたオーディエンスの反応が目に見えて大きくなっていく。

「非常に久しぶりですね、なんかね。僕らね、2年前に出たんですけど、見た感じ、ほぼほぼ同じ人が来てくれている感じですね。ありがとう!」。そういう人もいるだろうけど、それだけではないと思います。あたりを見回すたびに、オーディエンス、どんどん増えてるし。次は前述の新曲、TBSラジオフリークにはおなじみの(同局のウィークリーリコメンド曲に選ばれたので)“冬、今日、タワー”。ストレートでなんの飾りもなくて、見たまんま・感じたまんま・考えたまんまの言葉をメロディにのせていて、だからこそどうしようもなく美しいこの曲、モノブライトの次のドアを開けていると思う。みんな、桃野の発する言葉ひとつひとつを追うように、じっと耳を傾けている。

次の曲で最後であることを告げ、「えーっ?」というリアクションに「タモリさんかっつうの!」とベタな返しを食らわし、「来なかった人はビンタします」と言いつつ次のライブ(1/11梅田クラブクアトロ、1/17渋谷クラブクアトロ)の告知をし、「8600曲くらい作った」新曲の中から「みなさんと日の出が見たいという思いを込めて」最後に“ビューティフルモーニング(Wake Up!)”を披露。めっちゃエモーショナルなサビを持つ、アガるしハッピーだしせつない、すばらしい曲。これからやりたいこととやるべきことをガシっとつかんでからステージに上がった、そんな手応えのある全5曲だった。(兵庫慎司)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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モノブライト

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