1日目のMOON STAGEトリを飾るのは5年ぶりにCOUNTDOWN JAPANのステージに帰ってきた黒猫チェルシーだ。今年はNHK連続テレビ小説『まれ』の劇中に登場するバンドlittle voiceをメンバーが演じて話題になったほか、年明けには約4年ぶりにシングルをリリースすることも発表。より活動が活発になる中での出演となった。ステージに登場するや、「オーライ!」とテンション高く叫んだ渡辺大知(Vo)。澤 竜次(G)の華麗なギターリフが炸裂した“恋はPEACH PUNK”から、宮田 岳(B)の奔放なベースが暴れまわり、岡本啓佑(Dr)の重たいビートがズシンと腹に響いた“ファンキーガール”へ。4人が奏でる強靭なロックンロールは、どんなに沈んだ気持ちでも、一気にワクワクした気分へと引き上げてくれるような幸福なエネルギーが満ち溢れている。
「幕張のみなさん、恋してますか? 恋っていうのはなにも男と女だけのものとは違うねんで。音楽にだって恋していいんですよ。俺もいま恋しています」。渡辺がそう言って披露したのは、little voice名義で今年リリースされたピュアなラブソング“涙のふたり”だった。その蒼く瑞々しいメロディラインは、渡辺の真っ直ぐな歌声によく似合う。
「OK! ここに集まってるってことは、ロックンロールで踊れる方々ですよね? 俺のギターについて来れますか?」と、黒猫チェルシーが誇るギターヒーロー・澤の挑発的な煽りからスタートした“廃人のロックンロール”では、澤はステージを右へ左へと移動しながら痺れるようなギターリフをお見舞い。続けて、渡辺が険しい目つきで繰り出した“ベリーゲリーギャング”の骨太なロックンロールナンバーは黒猫チェルシーの真骨頂だ。
「今日は本当に集まってくれてありがとうございます。俺ら、今年はCDは出せなかったけど、ひたすら曲を作ってました。来年やっとCDを出すことができます。年忘れっていう言葉もあるけど、俺は忘れる気はないです。悪いことは1個もなかった。来年、力つけてバンバンやっていくので、よろしくお願いします」。渡辺が最後のMCでそう言うと、来年2月にリリースする新曲“グッバイ”が披露された。センチメンタルな別れのミディアムロックを、顔をぐしゃぐしゃにしながら感情を込めて歌い上げた渡辺。去り際、「来年も良い年にしよう! ありがとう」と、最高の笑顔で感謝の言葉を口にした。
フロアからの止まない手拍子に再び4人がステージに迎え入れられて、アンコールは「思い切り踊って帰りましょう!」(渡辺)と、最強のロックンロールナンバー“Hey ライダー”で締めくくった黒猫チェルシー。2016年に向けて、より強い意志でバンドを押し進めていこうという彼らの姿がとても逞しくて眩しいステージだった。(秦理絵)
「幕張のみなさん、恋してますか? 恋っていうのはなにも男と女だけのものとは違うねんで。音楽にだって恋していいんですよ。俺もいま恋しています」。渡辺がそう言って披露したのは、little voice名義で今年リリースされたピュアなラブソング“涙のふたり”だった。その蒼く瑞々しいメロディラインは、渡辺の真っ直ぐな歌声によく似合う。
「OK! ここに集まってるってことは、ロックンロールで踊れる方々ですよね? 俺のギターについて来れますか?」と、黒猫チェルシーが誇るギターヒーロー・澤の挑発的な煽りからスタートした“廃人のロックンロール”では、澤はステージを右へ左へと移動しながら痺れるようなギターリフをお見舞い。続けて、渡辺が険しい目つきで繰り出した“ベリーゲリーギャング”の骨太なロックンロールナンバーは黒猫チェルシーの真骨頂だ。
「今日は本当に集まってくれてありがとうございます。俺ら、今年はCDは出せなかったけど、ひたすら曲を作ってました。来年やっとCDを出すことができます。年忘れっていう言葉もあるけど、俺は忘れる気はないです。悪いことは1個もなかった。来年、力つけてバンバンやっていくので、よろしくお願いします」。渡辺が最後のMCでそう言うと、来年2月にリリースする新曲“グッバイ”が披露された。センチメンタルな別れのミディアムロックを、顔をぐしゃぐしゃにしながら感情を込めて歌い上げた渡辺。去り際、「来年も良い年にしよう! ありがとう」と、最高の笑顔で感謝の言葉を口にした。
フロアからの止まない手拍子に再び4人がステージに迎え入れられて、アンコールは「思い切り踊って帰りましょう!」(渡辺)と、最強のロックンロールナンバー“Hey ライダー”で締めくくった黒猫チェルシー。2016年に向けて、より強い意志でバンドを押し進めていこうという彼らの姿がとても逞しくて眩しいステージだった。(秦理絵)
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黒猫チェルシー