レポート一覧

MOON STAGE18:45

熱いフロアに咲いたメッセージの花

最初にステージに現れたWakai(Guitar)、K-zoo(Bass)、サブ(Drums)。彼らが交わし合ったサウンドは、やがてファンキーなインストナンバーと化し、観客を早くもバリバリに踊らせた。そして、飛び込んできた一成(Vocal)とtommy(Vocal)。「今年も最高だったと言い切れるようなライヴを、お前らと遊びに来たぜ。遊ぼうぜ!」という煽りの言葉と共に“Such one”がスタート。飛び跳ねる人々の気合を受け止め、フロアはグラグラと揺れる。続いて“bonfire”。「全員手を挙げろ!」と大声で呼びかけられた観客は、「ソレソレソレソレ~!」という盆踊りのような掛け声を上げながら、興奮を全身で表現。盆踊りどころかリオのカーニバルにも負けないくらいの絶頂感が生まれていた。

「今日で終わってもいいくらい楽しんでますか?」と訊かれたので、思わず「いえーい!」と元気よく答えてしまった観客。「それは嘘でしょ。2017年もこうやって年越ししたいでしょ(笑)」……非常に筋が通ったツッコミが入れられ、和やかな笑いが起こったところで、“ナイモノバカリ”へ。猛烈なダンスを起こすサウンドだが、あらゆる人の存在を心から肯定する歌詞も鮮やかに伝わってくる。その後に披露された“Present changes past”も、人々の瞳を潤ませながら盛り上げていたのが印象的だった。

「あと残り、数時間。音楽と一緒に、俺らと一緒に燃やしていこう。燃やせるやつ、拳を上げてくれ!」と呼びかけて突入した“RESHINE”。激しく突き上げられる拳の勢いがますますすごい。そして、「今年、頑張れたやつ。残り数時間、自分を褒めてあげて。頑張れなかったやつ。あと数時間くらい、自分を抱きしめてあげてください。ここに来れて良かった!」とtommyが言い、ラストに届けられたのは“Circle”。踊りながら手拍子をする人々の表情がまぶしいくらいに明るい。最高にポジティヴなエネルギーをプレゼントしていたライヴであった。(田中大)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

RO69アーティストページへ

NUBO

このレポートをシェアする

Amazonギフト券1,000円分プレゼント!
RO69公式Twitter クイックレポート更新情報もツイート中!