レポート一覧

GALAXY STAGE14:10

ナッシングス年末の大行脚・幕張編、大成功!

12月27日は名古屋DIAMOND HALL「年末調整GIG 2015」、28日はインテックス大阪「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2015」、1日空いて本日はここ幕張メッセでCOUNTDOWN JAPAN 15/16、そして明日31日は渋谷CLUB QUATTRO 「LIVE DI:GA JUDGEMENT 2015」──と、連日各地でライヴ三昧の年末を迎えているNothing's Carved In Stone。村松拓(Vocal, Guitar)、生形真一(Guitar)、日向秀和(Bass)、大喜多崇規(Drums)の4人が、このバンドにとって今年最後から2番目となるステージに上がる。ひなっち、客席に背を向けてベースを肩にかけながら片腕を挙げ、オーディエンスにあいさつ。不穏なシーケンス音にウブのギターが重なり、大喜多による四つ打ちのキックとひなっちのスラップが加わって村松拓が歌いだし、ライヴがスタートする。

最初のMCで村松拓、「こんちは! 今年最後のお祭り、存分に楽しんでいきたいと思っています! 最後までついてきてください、Nothing's Carved In Stoneです、よろしく!」と簡潔に自己紹介。即座に最新アルバム『MAZE』収録の“YOUTH City”、そして同じく『MAZE』から“Milestone”を連打する。メロディー、ギター、リズム、すべてがまっしぐらに解放へ向かっていくかのような“YOUTH City”にオーディエンスは腕を振り上げて応え、4つの楽器で混沌を描き、村松の歌とウブのコーラスでその先を目指すかのような“Milestone”に固唾を呑んで聴き入る。

「来年は男にも女にも、人にモテる年にしたいと思ってるんだよね。みんなどんどんつながって、楽しいものを作っていきましょう!」。そんな村松拓の言葉どおり、楽しさを伝播していく、でも楽しさ以外のいろんなものも同時に伝播していく、ポジティヴだけとポジティヴなだけじゃないし、ひたむきだけどひたむきなだけじゃない曲たちが連なっていく。踊る人、歌う人、飛び跳ねる人、身体を揺らす人、じっとステージを見つめる人──みんな思い思いの楽しみ方。そして“きらめきの花”では、左右に振られる腕がフロアいっぱいに広がる。
「オラオラオラ、最高最高最高! 声出してけ幕張!」とシャウトし、村松が歌い始めたラストチューンは2012年リリースの4thアルバム『Silver Sun』の1曲目、”Spirit Inspiration”。全8曲を瞬く間に駆け抜け、4人がステージを下りて去ったあとも、しばらくの間、その場に釘付けになったままの人、あちこちにいた。(兵庫慎司)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

RO69アーティストページへ

Nothing's Carved In Stone

このレポートをシェアする

Amazonギフト券1,000円分プレゼント!
RO69公式Twitter クイックレポート更新情報もツイート中!