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MOON STAGE13:30

ダンス衝動を100%満たす至福のパーティータイム

スタート時間となり、最初に現れたのは鈴木 敬(Dr.Cho.)。ドラム激しく連打し始めた彼に続いて現れた辻 怜次 (Ba.)もすぐに演奏に加わり、さらには須田 原生(Gt.Cho.)……どんどん厚みを増すサウンド。そして、最後に登場した小関 竜矢(Vo.Gt.)が「盛り上げにやって参りました。準備はできてますか?」と観客に呼びかけて“TONIGHT”がスタートした。みるみる内にフロアは、踊る人々のエネルギーで震える。続いて“HEY!!”。明るいメロディと躍動するビートが、《HEY!HEY!HEY!》という掛け声を自ずと誘う。3曲目“タイムオーバー”に至る頃には、メンバーたちはすっかり汗だく。このあかさらまに楽しいムードが、外までバリバリに漂っているのだろう。どんどん新しい観客が会場内に雪崩れ込んできた。

「みんなと同じように観に来てたステージです。立ってます。ほんとに嬉しいです。僕は結構でかい方ですが、こんなに大きなステージに出れたのは、人生で初めてです」、出演の喜びを語る須田に対して、下ネタ気味のツッコミを入れて呆れ気味の笑いを起こした小関。そんな彼であるが、キメるべきところはばっちりキメてくれた。「予想以上に集まってくれて嬉しい。男の子いますか? 女の子より声が小さいじゃん。やっぱ女には敵わないよ、クレイジーガールだからね」という上手い曲振りで始めた“クレイジーガール”。奏でられるダンサブルなサウンドが、どんどん熱を帯びていく。

その勢いのまま突入した “手の鳴る方へ”は、《手の鳴る方へ》という大合唱を呼び起こし、「幕張幕張幕張~うージャパン!」というエネルギッシュなコール&レスポンスも実現。そして、ラストを飾ったのは“パブリック”。「2016年、必ず売れます!」、雄々しい宣言と共にスタートし、万歳をするかのように両腕を振り上げて踊る人々ばかりの空間を産み出した。とにかく痛快! 初めてBenthamのライヴを観た人もいたと思うが、みんなすっかり魅了されたに違いない。(田中大)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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Bentham

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