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ASTRO ARENA13:55

2016年へ繋ぐ、笑いと感動と爆音

ASTRO ARENAの3番手を担うアクトは、グッドモーニングアメリカだ! サウンドチェックから“イチ、ニッ、サンでジャンプ”を披露するなど気合い満点。これから始まるライヴが待ち遠しいが、それと同時に気になるのは、たなしん(Ba / Cho)がどう登場するのかである(ASTRO ARENAへ続々と流れてくるたくさんのオーディエンスもそう思っていたはず)。

暗転すると、学校のチャイムが流れ、「2015年YouTube国内動画再生回数第1位、エグスプロージョン『本能寺の変』の替え歌で、『たなしんの変』を歌いながら入場しようと思います。手拍子をお願いします。いきますよー!」という声が響いたと同時に学ランを着たたなしん登場!さらに、「世の中には、動きや角度によって履いているのに全裸に見えるポーズがあります。そう、いつもやっているファイヤーの全裸ポーズを披露したいと思います」と、とにかく明るい安村ならぬ、とにかく明るいたなしん! しかもこれで終わりかと思っていたら、「からの、安心してください。もう一枚穿いてました!」と2枚重ねになっていた黒いブーメランパンツを1枚脱ぐ! もちろんASTRO ARENAは爆笑&大歓声である。

そして、「はじめまーす!」(たなしん)と、眩い爆音を響かせて始まったのは、キラーチューン“ディスポップサバイバー”! 全力疾走するサウンドが放たれると、シンガロングが巻き起こり一瞬にしてASTRO ARENAを熱狂の渦へ叩きこむ。そこに「いけますかー! 幕張ー!」(たなしん)と油を注ぐと、エモーショナルな楽曲“空ばかり見ていた”へとつなぐ。金廣真悟(Vo / Gt)の澄んだ芯の強い歌声、渡邊幸一(Gt / Cho)のきらめくギター、ペギ(Dr / Cho)のキレのあるドラム、たなしんのドライヴィンなベースに「オーオーオー!」というオーディエンスの声がますます大きくなっていく。

「今年もCOUNTDOWN JAPANのステージに立てて本当にうれしいです。みんなのおかげです。ありがとうございます!」(金廣)と感謝の意を述べた後、ファイヤーコールで数千の拳が突き上がったところで、おなじみ《コピペパピプペポ Bee-po!!Bee-po!!》の大シンガロングが巻き起こった“コピペ”へ。この笑顔と感動が層を成すさまもグドモの真骨頂である。その後も“マリオネット演者ノ詩”“アブラカタブラ”とエモーショナルなファストチューンを続々投下していく。

最後のMCでは、「『挑戦』をテーマに過ごした1年でした。いいことも悪いこともたくさんあったけど、それを乗り越えた上でもっともっと成長していきたいなと思えた年でした。みんなもきっと、今年もいいことも悪いこともたくさんあったと思うし、来年もまた同じようにいいことも悪いこともあると思います。どんなことがあっても、それでも俺らはずっと変わらずステージの上で歌ってるから、もし辛くて進めないようなときはまたライヴハウスに遊びにきてください」(金廣)という噓偽りのない真っすぐな言葉を放つ。そしてラストチューンは“未来へのスパイラル”。初武道館公演にセルフタイトルアルバムのリリースなど、グドモにとって重要な1年となった2015年。《wow woh 絶望と希望が wow woh 循環ではなく未来へのスパイラル》という金廣とオーディエンスの歌声が、グドモの2016年を明るく照らすかのように高らかに響いた。(岡崎咲子)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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グッドモーニングアメリカ

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