
「こんにちは、lukiと申します! 今日はステージに立たせて頂き、ありがとうございます。また、数あるステージの中からこちらに足を運んで頂き、ありがとうございます」と丁寧に感謝の思いを投げかけるのだが、続く“四角い箱にいた頃”で腕を振りながら伝えるエモーションはまたもや激しく渦巻き、エレクトロ×バンドの重厚なサウンドを突き抜けるように、ブルースハープを吹き鳴らす。嵐のようなサウンドスケープの中、生き難さを抱えた人の背中を押す一曲は“イコール”だ。

“ハイエナ”を披露したのち、「2015年は、皆様にとってどんな年でしたでしょうか。来年は、より一層輝く一年になるよう、お祈りいたします」と挨拶し、3月1日にShibuya LUSHで行われるワンマン公演についても告知すると、バンド一丸の推進力の中で歌い、またもやブルースハープを熱く吹き鳴らす“解けないパズル”でフィニッシュ。練り上げられた音楽スタイルと強靭な意志が、インパクトを残すステージであった。(小池宏和)


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