レポート一覧

MOON STAGE12:30

爆音が生み出した、幸福極まるダンス空間

SEに負けないくらいの勢いで沸き立った観客。手を挙げたり、飛び跳ねたりしながらハイテンションな様子で登場したRyo(Vocals)、Yudai(Guitar) 、Shinya(Guitar)、Teru(Bass)、Gaku(Drums)を熱い歓声が包む。そして、「行こうか、COUNTDOWN JAPAN!」とRyoが煽って“Prometheus”がスタート。いきなりフロアが沸騰した鍋のような様相を呈してびっくり! ザクザク刻まれる爆音、地響きのようなスクリームが刺激的。貪るような勢いで盛り上がる観客に向かって、Ryoが何度も煽りの言葉を放つ。「前も横も後ろも、好きにやっちまおうぜ! 頭振れるやつは頭振ろうか? 踊ろうぜ! 後ろも!」、そんな言葉に応えながら、たくさんの人々が実に気持ちよさそうに全身を震わせていた。

爆音の刺激はもちろん、開放的に踊る喜びも、あらゆる曲を通じて届けてくれたCrystal Lake。日本だけでなく、海外でも精力的に活動を繰り広げている彼らのパワーを証明する場面の連続となったこのライヴ。後半も最高だった。「遊ぶ準備はいいか? 踊ろうぜ! 紹介しよう! プレイを見てもらおうじゃねえか」、Ryoから紹介されるとエモーショナルなスクラッチを繰り出したDJ BAKU。華麗なターンテーブルさばきを目の当たりにして、観客はますます昂ぶる。そして雪崩れ込んだ“Rollin’”は強烈であった。登場したダンサーチームと一緒になり、飛び跳ねながら演奏するメンバーたちも実に楽しそう。このハッピーなムードに誘われたのか、どんどん観客が増えていく。

「調子はどうですか? 早いもので、次でラスト。最後は、力貸して欲しいんだよね。携帯のライト持ってるやついますか? 持ってないやつは手挙げるだけでいいんだ。最後、力貸して。いいね?」、Ryoが呼びかけてラストに届けられたのは“Dreamcatcher”。オーディエンスが掲げた携帯電話の白い光が揺れるフロアがとても美しい。曲が鳴り止んだ後も、清々しい余韻が会場内に漂っていた。(田中大)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

RO69アーティストページへ

Crystal Lake

このレポートをシェアする

Amazonギフト券1,000円分プレゼント!
RO69公式Twitter クイックレポート更新情報もツイート中!