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GALAXY STAGE18:30

大きなステージに楽々と大きな歓喜を運ぶ、恐るべき4人組

2015年は春にシングル2枚とアルバムを3ヶ月連続リリースし、10月には初の武道館ワンマンも成功させたKEYTALKが、昨年に引き続き GALAXY STAGE に見参。首藤義勝(Vo./Ba.)、寺中友将(Vo./Gt.)、小野武正(Gt./MC/Cho.)、八木優樹(Dr./Cho.)の4人はサウンドチェックで“お祭りセンセーション”や“FLAVOR FLAVOR”をプレイし、集まったオーディエンスを早速ひと踊りさせてしまったわけだが、本番は一斉コーラスから“YURAMEKI SUMMER”でスタートだ。キレッキレのバンドサウンドがオーディエンスの熱い歌声を誘い、年々骨太になってゆくアンサンブルで“パラレル”へと繋いでゆく。

小野の鮮烈なギターイントロが首藤の狂おしい歌声を導く“トラベリング”では、大きなステージでわざわざ寄り集まってくる小野と寺中a.k.a.巨匠の頭を、歌いながら軽くパコンと叩く首藤である。「タイムテーブルが発表されたとき、みんな集まってくれるかなあって思ってたんですけど、ホントありがとうございまーす! 八木くん、嬉しいですねえ!」(小野)「嬉しいでーっす!!」(渾身の叫び by八木)と告げ、今春のシングル曲“桜花爛漫”がスイッチングヴォーカルでロックの風情を描き出す。更には、インディーズ時代からのレパートリー“a picture book”で胸を焦がすという展開だ。

武道館公演のタイミングでリリースされた“スターリングスター”は、首藤作のめくるめくメロディが過去から未来への道のりをロマンチックに繋げて美しい。「プルプルプルプル、パーン!」と、ドラマー八木が後ろにいるのに声でドラムロールを再現する小野は、ここで3月に武道館の映像作品をリリースすることを告知。首藤は「泣いたし、笑ったし、歌詞間違えたところもあったけど、全部ありのままの僕たちだと思って受け止めてください!」と語り、その直後には熱いコール&レスポンスを巻き起こして“太陽系リフレイン”へと飛び込んでいった。

そして巨匠のタイトルコールで繰り出されるのは“MONSTER DANCE”だ。八木がホイッスルを吹きながらビートを刻み、オーディエンスのクラップやコーラスもバッチリ決まって、振り付けがGALAXY STAGEエリア一杯に広がる光景は壮観である。最後まで賑々しく、優しいメッセージと共に放たれる“Monday Traveller”に、小野は、♪あったかいんだからぁのメロディをギターで差し込み、「ありがとうございました! 2016年もKEYTALKをよろしくお願いしますー! よいお年を、バイバーイ!!」とステージを後にするのだった。(小池宏和)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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KEYTALK

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