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ASTRO ARENA13:55

これぞ、ましょ隊のネオオリジナルだ!

曲やライヴでの演出などにRPG的要素を取り入れながら活動をしている魔法少女になり隊にとって、ステージ後方に巨大スクリーンがそびえるこのASTRO ARENA は絶好のフィールドだったに違いない。極彩色の映像とパワフルなサウンドが見事な融合を果たしながら、オーディエンスを狂騒の彼方へと誘い続けた。

定刻になると、まずgari(VJ)が手を振りながら登場。彼が2台のPCに向かうと、コンピューター音のSEが流れ、「魔法少女になり隊のヴォーカル・火寺バジルは呪いにかけられた」とバンドのストーリーがヴィジョンに投影される。続いてRPGを彷彿とさせる画面に合わせてウイ・ビトン(Guitar)、明治さん(Guitar)、そしてバッテン印が描かれたマスク姿の火寺バジル(Vocal)がステージに現れ、「CDJ、踊りは好きかー!? よっしゃ、みんな自由に踊っていこうぜ!」というgariの絶叫から“RE-BI-TE-TO”に突入した。野菜人間がパラパラを踊るシュールだけどポップな映像が流れるなか、メンバー自身も思い思いに踊りまくる。スクリーンに大映しになる彼らの表情はどれも笑顔でいっぱいだ。キュートなバジルの歌声と地から湧き上がるようなgariのスクリームのコントラスト、そして爆走するバンドサウンドもなんとも刺激的である。

ドット絵の魔女(バジルに呪いをかけた張本人)が登場し、「COUNTDOWN JAPAN、こーんにーちはー!」と悪役らしからぬアジテートも飛び出したあと、魔女つながりなのか、”おジャ魔女カーニバル!! ”へとつなげたのだった。女の子の夢とロマンに満ち溢れたアニメ主題歌を超ハードにアレンジし、辺り一面ヘドバンの海にしてしまうなんて、彼らだからこそ成せる究極の力技である。MCでは、来年3月にシングルを発売することを発表(約1年ぶりのCDリリースなのだそう)。そのなかに収録されるという“BA・BA・BA ばけ~しょん”が披露され、オーディエンスを喜ばせる。そしてラストの“冒険の書1”まで、ASTRO ARENA まるごと吹っ飛ばしてしまいそうなほどのエネルギーを見せつけたのだった。(蜂須賀ちなみ)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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魔法少女になり隊

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