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EARTH STAGE23:25

ビバ、猿の惑星! 炎と桜の最強カウントダウン

今夏、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015で大トリを務めた10-FEETが、このCOUNTDOWN JAPAN 15/16ではEARTH STAGEのカウントダウンという大役を担う。登場SE“そして伝説へ”に大歓声と満場のハンドクラップが重なり、不動の3人・TAKUMA(Vo./Gt.)/NAOKI(Ba./Vo.)/KOUICHI(Dr./Cho.)が位置につくと、「おるるるらあああー!! やるぞおー!! 気合い入ってんのかお前らあーっ!! ワーッショイ!! ワーッショイ!!」とTAKUMAが煽り文句を飛ばし、“VIBES BY VIBES”の強烈な鼓舞と愛でフロア一杯のオーディエンスを跳ねあがらせてしまった。

「ありがとうございましたー! 10-FEETでしたーっ! またお会いしましょうー!! また来年! ありがとうございましたー!!」と早くもクライマックスを迎えてしまう3人にアンコールの催促が起こり、「アンコールはじめまーす!!」とファンキーに弾けるのは“focus”。ちなみに、その次の「どんな年越ししたいんやー? すっげえ年越ししたいんやろー!?」と煽り立てる“2%”は、3曲目にしてダブルアンコールとなった。NAOKIのハーモニーもクリスピーに並走する“SHOES”や、グイグイとグルーヴを練り上げてからの爆走“STONE COLD BREAK”では、エリア一帯からの歌声が止まらない。

「それぞれ、なんとかかんとかやってきたから、今年一年。今日ここにいるわけでしょ。おつかれさん」「俺らは最後までもたへんペースでやるから。おまえらは怪我して欲しくないけど、怪我する寸前くらいまでいってくれ。よろしく。来年はどんな年になるかなあ。そんなの、なってみないと分からへんけど、みんなで、2016年見にいこか!」とTAKUMAが告げて、大らかなメロディがオーディエンスの歌声を乗せて運ぶ“風”。そして、「やっすい争いごとは買うなよ! 来年こそいい男に、いい女になれよ! 強く、優しくな!」とブチかまされる“goes on”では、「すっげえ景色見せてくれよ!!」としゃがみ込んだオーディエンスが一斉ジャンプを繰り広げるのだった。

「今日のお客さんヤバいぞー! なんか俺興奮してきた!」とフロアに飛び込もうとするTAKUMAを、大勢のスタッフが取り囲む。そして何やら揉み合っているうちに……飛び出してきた3人は、なんとサルの姿に。そうこうしているうちに時計は2016年の1分前というところで、10秒前から1秒ごとに男子と女子が交互に立ち上がってカウントダウン、というアイデアを一発勝負で敢行。目を疑う光景の中、キラキラとテープも降り注いでド派手に2016年を迎えてしまった。

「あけましておめでとうーー!!」と繰り出される新年一発目のナンバーは“RIVER”。激しく火柱が吹き上がり、“super stomper”ではなんとMAN WITH A MISSIONのTokyo TanakaとJean-Ken Johnnyが飛び入りして動物(?)だらけの光景に。“1sec.”のあとには、だだ漏れのエモーションを乗せて“その向こうへ”の大シンガロングを巻き起こす。最後には新春早咲きの“CHERRY BLOSSOM”で、フロアには無数のタオルが舞った。完全燃焼・前代未聞の、凄まじいカウントダウンライヴであった。(小池宏和)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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10-FEET

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