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MOON STAGE14:55

日独混合、コアとエレクトロ混合。新しいブレンドのミクスチャー

ロッキング・オンが主催するアマチュア・アーティスト・コンテストで、優勝すると夏のROCK IN JAPAN FESTIVALや冬のCOUNTDOWN JAPANに出演できる「RO69JACK」、2015年冬に優勝した5組のうちの1つがこのI Promised Once。日本とドイツ混合のエレクトロ・メタルコアバンドで、東京で結成されたのは2014年8月というから1年ちょっとでもうここまで駆け上がってきたことになる。
ツイン・ヴォーカル、ツイン・ギターにリズム隊の6人編成、着ているものはさまざまだが全員黒で統一された姿でオンステージ。始まった瞬間に「これで1年ちょっと?」「というか、これでまだ一応アマチュア?」と眼と耳を疑うような、ものごっついライヴ・パフォーマンスが展開される。

さっき書いた「エレクトロ・メタルコアバンド」というのは、このバンドが自称している言葉なのだが、確かにそのとおりの重たくて激しくてエレクトロが混じる音。ヴォーカルふたりのうち、MCも担当するGeorgeがデス声寄り、シンセも兼任するFlo(手元にPC置いてたからトラックとか出してるのはたぶんこの人)が、ハイトーンでメロディを聴かせる。

“The Walker Part 1:Realization”“Let me go”“Broken Dreams”の3曲をプレイ。George、ものすごいテンションのパフォーマンスを見せつつMCは敬語だったり、ドラムのHiro、レギュラーグリップで叩いていたり(こういう音楽性のバンドとしてはめずらしい)、ラストの“Broken Dreams”では最初と後半の2回、全員楽器置いちゃってトラックに合わせてフロントで飛び跳ねてオーディエンスをあおったり──と、「エレクトロ・メタルコアバンド」という呼称から想像できる範囲の外にはみ出る新しさやおもしろさを、いっぱい携えているバンドであることがわかるステージだった。このバンドを初めて観たオーディエンスもつられてジャンプしまくる光景が、本日最初のMOON STAGEに広がった。(兵庫慎司)

I Promised Onceの音源・ライヴ映像が視聴できるRO69JACKページはこちら
http://jack.ro69.jp/contests/jack2015cdj/artists/33007

次回の、RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL は、2016年2月4日(木)エントリー受付開始です。
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