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MOON STAGE12:30

最強! 「オールドルーキー」が放つ会心のミクスチャーロックで踊れ!

MOON STAGE続いての登場は、COUNTDOWN JAPAN初登場となる、群馬発のG-FREAK FACTORY。原田 季征(Gt./Cho.)による重厚なギターリフ、そして吉橋 伸之(Ba./Cho.)のベースと家坂 清太郎(Dr./Cho.)のドラムによるダビーなレゲエ・サウンドが、会場を揺さぶっていくなか、ゆっくりとステージに姿を現したのは、フロントマン・茂木 洋晃(Vo.)。ラスタカラーのフラッグを頭にかぶり、ポエトリー・リーディング風に歌い、自己紹介する。「初見参。北関東、群馬からきました、G-FREAK FACTORYはじめます」(茂木)。

そして、「幕張、おはよう!」という茂木の叫びから、“Unscramble”のアグレッシヴなレゲエサウンドで、フロアをガンガン揺らしていく。爆発力のある、かつ引き締まったアンサンブルを聴かせ、観る者の体をがっちりと掴んで振り回していくその圧倒的なパワーは、結成から18年、ライヴで培ってきたもの。そして、その真骨頂が、観客のテンションを一気に天井へともっていく、熱いコール&レスポンスだ。「幕張、調子はどうだい。30分間、ここに全部ぶっ込んでいくから!」と、茂木はお近づきの印に手を上げようと観客に声をかけ、フロアの前から後ろから、隅々まで手を上げ、声を上げるように、全力で盛り上げていく。全身からエネルギーを放って、「ここで景気づけないと、もう呼ばれないから!!」と時に笑いも交えた最高のマイクパフォーマンスで煽る姿に、観客の声もどんどん大きく響きわたっていった。そして“日はまだ高く”、アッパーなミクスチャーロック“SOUL CONNECTION”で、一斉にフロアをジャンプさせていく。

「きましたね、カウントダウン。初めて立ちます、このステージ」と茂木は語り、入場時にかぶっていたフラッグは、結成18年、これまで出会ったバンドやバンドをやめてしまった人たちの名前が書きこまれたものだと語る。自らをオールドルーキーと語りながら、「2015年は俺らにとって、この18年でいちばん稼働した年で、アルバム出してぐるぐる日本をツアーをした。初めて知った人も多いと思うんですけど、それまでにも、いろんな人やバンドに手を貸してもらった。2016年は2016年でまた新しい風が吹いて、また新しいものと出会って新しいことができるのかもしれない。今年はどうだった、みんなにとって幸せだった? 俺らはいろいろあったけど、幸せだったと言えるようにここで清算しようと思う」と、熱い思いをストレートに伝える。その姿に、大きな歓声が沸く。

ラストはメロディアスなベースラインと、裏打ちのギターリフが鋭いビートに映える、“EVEN”。茂木が「愛すべき、音楽好きなすべてのバカ野郎に、ありがとう」と叫び、最後にはマイクなしの地声でエモーショナルに歌い上げた。力のみなぎるステージに触れ、感動と感嘆が混じり合った観客の拍手や「最高!」という叫びがそこかしこで上がる、初出演のステージだった。(吉羽さおり)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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G-FREAK FACTORY

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