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GALAXY STAGE23:20

お琴に尺八、太鼓も登場! 2016年を輝かせる魔法の音楽

2015年も残すところあと40分。いよいよこの瞬間がやってきた。GALAXY STAGEでカウントダウンの瞬間を迎える記念すべきアクトは、Czecho No Republicだ! 『スター・ウォーズ』のテーマとともに華やかな和柄のハッピを着て登場した武井優心(Vo/Ba)、タカハシマイ(Cho/Syn/Per)、砂川一黄(Gt)、八木類(Gt/Cho/Syn)、山崎正太郎(Dr)の5人が手をつないで高く挙げると、「今年最後一緒に遊ぼうぜ!」(武井)という言葉合図にいきなり大シンガロングが巻き起こった“Amazing Parade”で幕を開ける。そして、タカハシマイが煽ったハンズクラップとサビの高揚感が狂騒をさらに掻き立てる“ネバーランド”と、スタートからとんでもない祝祭感である。

「ここにきた人は本当に正解だと思いますよ。こんなにハッピーな年越しはCOUNTDOWN JAPAN史上初めてじゃないか?」と武井は自信を滲ませて、この場所にピッタリな“Festival”へ――その場にいる全員を笑顔にさせるこの多幸感こそがCzecho No Republicだ! だが、それをもたらしているのは、ポップスの魔法にかけられたような楽曲の素晴らしさだけではない。武井&タカハシの息のあったヴォーカルワークが彩りを添える“MUSIC”、山崎の疾走する爆裂ドラミングが牽引し、砂川と八木のツインギターが煌めきと豊かな表情を与える“No Way”など、5人のプレイヤビリティが多幸感をビルドアップさせているということを、GALAXY STAGEを埋め尽くした掌が証明していた。その光景に武井は、5年前の下北沢Daisy Barでのカウントダウンライヴでお客さんが3人だったこと、続けてきた結果こんなにたくさんの人前でライヴができるようになったことなどを話すと、“ダイナソー”の♪オーオオオオオーという大シンガロングがCzecho No Republicの5年間、そして2015年の活躍を讃えるかのように響いていく。

そして、いよいよカウントダウンの瞬間だ! メンバーもオーディエンスも一緒に手を挙げてジャンプ&リボンキャノンがでっかくはじける! 「おめでとう!」という新年の挨拶が至る所から聞こえるなか、ステージから響いてきたのは琴と尺八の流麗な調べと和太鼓の轟きだ。しかも、一度捌けた砂川がなんとふんどし姿(そのお尻には「賀正」の文字が)で再登場し、どでかい和太鼓を叩く、叩く、叩く! なんともめでたいスタートである。一気にお正月ムードへと大変身したGALAXY STAGEで2016年1発目に放たれるのは、“Oh Yeah!!!!!!!”だ! 今度は紅白の風船が落ちてくる中、尺八、琴、和太鼓も交えたお正月スペシャルヴァージョンのダンスビートが2016年の日々を彩るためのおまじないのように降り注ぎ、《Yeah!!!!!!!》の大合唱とともにこの特別なステージは大団円を迎えたのであった。(岡崎咲子)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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Czecho No Republic

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