
まず牧 達弥(vo/g)、「COUNTDOWN JAPAN! これからめちゃくちゃご利益のあるおまじないぶっかけますので、大吉引きたい奴はみんなかかってこいー!」とシャウト、“マジック”でスタート。ロカビリー、トラッド、50’sのロックンロールなどなどの古きよきルーツミュージックを、たった今生まれたばかりの音楽みたいにキラキラしたものとして響かせる、そんなgo!go!vanillasを象徴するこの曲に続き、「はじけていこうぜC・D・J!」と長谷川プリティ敬祐(ba)が煽って始まった“バイリンガール”、そして次の“エマ”で、COSMO STAGEはダンス&ジャンプの渦と化す。

それが終わるや否や、今度はジェットセイヤ(dr)がマイクひっ掴んでフロアを煽り、“ホラーショー”へ。そういえばジェットセイヤ、さっきから隙あらばキック踏みながら立ち上がってるし、プリティも隙あらばマイク使って煽りを食らわしてくる。
ラストの“カウンターアクション”では、その牧・プリティ・セイヤのアジり倒しフォーメーションが全開に。煽られ放題煽られたオーディエンス、本当に楽しそうに歌い、踊り、跳ねていたら、後半で牧がみんなをしゃがませて「最高にバカなことしようぜ! みんなで跳べー!」と一斉にジャンプ。ジャンプ後、曲に戻っても最後まで続いた多幸感、ちょっとすごいものがあった。
あ、入ったばかりなせいか、3人に比べると一歩引いたパフォーマンスだった柳沢 進太郎だが(というか、プリティ&ジェットセイヤが異様にガンガン行く人たちであるせいとも言える)、“カウンターアクション”の間奏のたびに、すさまじいギターを聴かせてくれた。
ニューアルバム、楽しみ。(兵庫慎司)


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