レポート一覧

MOON STAGE14:30

MOON STAGEをライヴハウスに変えた、至高のパンクロック

Kalafinaに続き、MOON STAGEに登場したのはSWANKY DANK! 今年1月にフルアルバム『Magna Carta』をリリース以降、ますます全国のライヴハウスを賑わせている彼ら。サウンドチェックの段階から歓声が上がるなど、開演時刻に近づくにつれて期待がどんどん高まっていく! KOJI(Vo&Bs)、YUICHI(Vo&Gt)、KO-TA(Gt&Cho)、SHUN(Dr&Cho)がステージインすると、早速YUICHIとKO-TAがステージの際まで出てハンズクラップを煽り、4人がドラムセットの前で拳を付き合わせて気持ちをひとつにしていく。期待値を表すかのような大きな歓声が鳴り止まない中、「年内ラストライヴです。お前らついてこいよ!」というKOJIの叫び声を合図に、“misery”投下! ドラマティックでブリリアントな楽曲と、硬質で逞しい演奏で、MOON STAGEには早くも熱狂に包まれる。

続く“Monster”ではフィーチャリングで参加しているRyo(Crystal Lake)が登場! KOJIとYUICHIのツインヴォーカルにRyoのスクリームが重なり、さらなる躍動感が生まれていた。そして、「楽しかったり、心を揺さぶられたりしたら手を上げてくれよ!」(KOJI)というMCに答えるように、MOON STAGEを無数の手が埋め尽くした“the answer”は実に感動的だった。英詞と日本語詞が混じった歌詞やKOJIやYUICHIのブレることのないまっすぐな視線がオーディエンスひとりひとりを丁寧に見つめ、その想いを心に突き刺さしていく。“Gentleman of Fortune”ではみんなでタオル回しをしたり、“Sink Like a Stone”では「俺らに力を貸してくれ。声でいいから。俺についてこい!」(KOJI)という言葉に導かれように巨大なoiコールが巻き起こったり……まるで全編がクライマックスのようだ。ライヴハウスのような親密さと昂揚感はとどまることを知らない。ラスト“Listen to the Radio”まで、4人+オーディエンスの生み出すパワーに息つく暇もないほど興奮しっぱなしな30分間だった。最後、SHUNがマイクなしに「ありがとうございました!」と叫ぶと、フロアからは大きな歓声があがっていた。(岡崎咲子)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

RO69アーティストページへ

SWANKY DANK

このレポートをシェアする

Amazonギフト券1,000円分プレゼント!
RO69公式Twitter クイックレポート更新情報もツイート中!