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ASTRO ARENA17:50

年末に幸せを運んだポップミュージック

COUNTDOWN JAPAN 初出演となるShiggy Jr.は、SEからそのまま“LISTEN TO THE MUSIC”へつなげるゴキゲンなオープニングだ。この曲では森 夏彦(Bass)もシンセサイザーを弾き、ダンサブルなサウンドを演出。池田 智子(Vocal)はステージ上を練り歩きながらその愛らしい歌声を弾ませる。森が爽やかに呼びかけ、「ゆく年」「くる年」の年末ならではのコール&レスポンスも敢行したあと“oh yeah!!”では挨拶代わりにオーディエンスとともにタオル回し。「茂幸、カモン!」という池田の声に応じて原田 茂幸(Guitar&Cho)はステージ中央に立ちソロを繰り出したのだった。

「すごい人数! 多分、人生でいちばん多いのではないか!」と、この場に駆け付けたオーディエンスの数を見て驚きと興奮を隠せない様子の池田。「座ってる人もありがとう! 休んでいる人もいるかもしれないけど、うるさいのがやってきました!」と彼女らしい口調でスタンド席にも声をかけ、「全員今日がライヴ納めだと思うので、いい新年が迎えられるように一緒にハッピーな空間を創っていきましょう!」と伝えたのだった。そして赤い照明が点滅するなか、「COUNTDOWN JAPAN、お前らまだまだ元気あるかー! 全員手を上げて!」とバスドラを踏み鳴らしながら諸石 和馬(Drum)が煽り、“oyasumi”へ。メタル×EDMみたいなテイストのハイスピードチューンにもかかわらず、ベッドから出られない人の気持ちを歌う歌詞、というギャップも心地よい。

今年を振り返りながら「『好き』の量にかかわらずShiggy Jr.の音楽を聴いてみようと思ってくださったみなさんがいたからこそ夢が叶った1年になりました」と語る池田。その感謝の気持ちをこめるように届けられたのはメジャーデビュー曲“サマータイムラブ”だった。《この時間はキラキラに輝かせて》というフレーズとともに自然とハンドクラップが発生。そして“Saturday night to Sunday morning”で再びコール&レスポンスを起こし、さらに各メンバーのソロ回しで会場を魅了して幕を閉じた。こんなに温かい音楽を浴びながら年末を迎えられたなら、来る2016年もいい年になるんだろうなと、勝手にいい気分になってしまった。最高のライヴをありがとう!(蜂須賀ちなみ)

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Shiggy Jr.

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