
「一生音楽をやってても、COUNTDOWN JAPANで、カウントダウンの大役を任せられることはあるかないかですから。こんなに集まっていただいて嬉しいです。2016年に思いっきり飛び込んでいきたいと思います!」。そう言って、斉藤和義とのコラボで生まれたロマンチックな歌謡曲ロック“Don’t be love”、さらにスティックを打ち鳴らしてハンドクラップを煽ったメジャーデビュー曲“愛する覚悟”へと繋げば、気づけば2015年があと2分だ!

改めて「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と、挨拶をしたシシド・カフカに、「すみません!(“GOLDFINGER ‘99”は)僕がモノマネやりたくて。いつか人前でやりたいと思ってました」と、志磨。続けて、毛皮のマリーズの“愛のテーマ”が披露された。そのラヴ&ピースなナンバーは2016年のはじまりにピッタリ。その後、ラストナンバーでもあり、シシド・カフカにとって2016年一発目の曲として披露されたのは、甲本ヒロトが手がけたユニークなパンクナンバー“バネのうた”だった。へこんだ時もバネのようにビヨーンと伸びればいい、そう綴る歌詞もまた躍動の2016年を見据えたシシド・カフカらしい選曲だ。ストレートな黒髪を振り乱しながら、お客さんの反応をしっかりと見て、「いいね!」「ありがとう!」と、最高の笑顔を浮かべたシシド・カフカ。最後に「最高の2016年になりますように!」と祈りを込めて、ステージを後にした。(秦理絵)


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シシド・カフカ