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MOON STAGE16:30

じん、再始動! 未来を明るく照らす決意の歌

じんが戻ってきた! 2014年の夏以降、表立った音楽活動をしてこなかったじんが、このCOUNTDOWN JAPAN 15/16 MOON STAGEでのライヴから再始動する。その記念すべき時を見届けようと大勢のオーディエンスが待ちわびる中、青いライトに照らされながら最初に披露されたのは“Inner Arts”。《また今日から 始まっていく/踏み込んでいこう/そのイメージのままで/未完成の明日へ》という歌詞が、いまの彼を象徴しているかのように響いていく。COUNTDOWN JAPAN 13/14ではLiSAをゲストボーカルに迎えステージを行ったが、今日のライヴはすべての曲をじん自身が歌っている。続く“カゲロウデイズ”も、ストーリー性を帯びた歌詞やメロディと、自らが歌うことによって放たれる躍動するエネルギーに、オーディエンスからも大きな歓声があがる。

「こんなに観に来てもらえるとは思っていなかったので……吐きそうなんですけど……ちょっと水飲んでいいですか?」と相当緊張している様子だ。しかし、 “サマータイムレコード”で彼の顔がスクリーンに映し出されると、緊張がほぐれてきたのか、一瞬笑顔が溢れているのが見えた。続くMCでは、自らが歌うライヴは高校生の時以来であること、1年くらい北海道と東京を行き来しながらボーカロイドの楽曲を制作していたこと、その活動が一段落して歌うということに挑戦してみようと思ったことなどを話し、「今日こうやってステージに立てて、そういうのが確信に変わって。やっぱり自分の音楽をもっと続けていきたいなと、いまそういう気持ちになっています」と続けるじんの顔は晴れやかだ(来年あたりにはCDも作ろうと思っているそう!)。そんなじんの新たなスタートを象徴するかのような新曲“Solitude”では、ミドルテンポの美しい楽曲。彼の歌声はより一層叙情をたたえ、シンガーとしての決意が垣間見えた。ラストは、「今日一番やりたかった曲」という“Sky of Beginning”。憧れとその先にある未来を疾走感溢れるメロディにのせて描いた希望の歌が、じんの未来を明るく照らすかのように響いた。(岡崎咲子)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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じん

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