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ASTRO ARENA20:35

一夫多妻制エンターテインメント、今年も幕張を完全掌握!

Lyu:Lyuに続くASTRO ARENAの次なるアクトは、2年連続出演となる清 竜人25。暗転直後、テンションの高い歓声がすぐさま会場を満たすが、スポットライトがスーツ姿の清 竜人を捉えるとその音量はもう一段階大きくなった。ライヴは“ラブ♡ボクシング”でスタート! カラフルなミラーボールが回る映像を背に、浮かび上がる7人のシルエットも最高にクールである。オーディエンスがリズムにあわせて左右に振るサイリウムによってカラフルに彩られたASTRO ARENA。一瞬の暗転ののち、ステージ上には旦那を担いで騎馬を組む清家の妻たち。そう、2曲目は“A・B・Cじゃグッと来ない!!”。夫人たちの「おい! おい!」という掛け声にあわせてオーディエンスも拳を高く掲げる。竜人のソウルフルな歌声もさることながら、身体を大きく使いながら踊り、元気いっぱいに歌声を響かせる夫人たちの頼もしさも光る。この一家、案外、亭主関白ではないのでは……? いや、この1年でそう見えるほど夫人たちが成長したという方が正しいのか。

MCでは清 可恩が「まだまだ2015年終わりませんよ、盛り上がる準備はできてますか!?」と早々に煽り、それぞれの自己紹介へ。清 亜美は2年連続出場に対する喜びを伝えると、「物事というのは始めと終わりが肝心なのでございますよ。2015年を最高のテンションで終えて、2016年をアゲアゲで――死語かな?――迎えられればと思います」とライヴ後半戦のさらなる盛り上がりを約束した。

そんなここまでの流れから一転、竜人によるメロウな歌い出しがオーディエンスをグッと引き込んだのは、配信限定シングル“Christmas♡Symphony”。雪のように音符が舞い落ちていくアニメーションも、曲の持つロマンティックな雰囲気を助長させる。それ以降の曲では夫婦がギリギリまで密着したり、「Yo Yo スケベ!」コールの中で竜人がキレッキレのダンスを披露したり。オーディエンスは彼らの営みを羨むように「フゥ~!」と歓声を上げる。なんなんだ、この空間は。異様だ。でも、最高だ。

楽しい時間はあっという間。唯一無二のパーティータイムのラストを飾るのは“Will♡You♡Marry♡Me?”。《俺はいつでも待ってるぜ》という歌詞を「来年も待ってるぞー!」と変えた竜人の男前な叫びが、ここに集まる全員のハートを根こそぎ鷲掴みにしていったのだった。(蜂須賀ちなみ)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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清 竜人25

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