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ASTRO ARENA13:00

ASTRO ARENAを満たす笑顔のポップミュージック

ASTRO ARENAでライヴアクトのトップバッターを飾るのは三戸なつめ! 今年は中田ヤスタカプロデュースで歌手デビューを果たす。トレードマークの短い前髪とデビュー曲“前髪切りすぎた”でより幅広い層へとリーチした記念すべき年となった。その躍進の1年の締めくくるライヴがCOUNTDOWN JAPAN 15/16だ。

定刻通りに暗転し、“前髪切りすぎた”のSEにのせて、ギンガムチェックの衣装を着た三戸なつめが登場。「みなさんこんにちはー! 三戸なつめでーす! 今日はよろしくおねがいしますー!」とよく通る高い声で挨拶し、“スプリングレイン”“コロニー”と続ける。アコギを弾きながら、満面の笑顔でぴょんぴょんと飛び跳ねる彼女の姿とエネルギー満タンの声、そして、爽やかな楽曲が合わさり、なんだかあたたかな気持ちになってくる。MCでは、今日この場へ集まってくれたことへのお礼をしつつ、「仕事納めも終わった方もたくさんいると思いますけど、今年のいやなこととか全部全部忘れて、今日はみんなで盛り上がっていきたいと思いますのでよろしくお願いしまーす!」と元気いっぱいに挨拶をし、“わたしをフェスに連れてって”へと続ける。ハンドマイクに切り替え、ステージいっぱいに動き回ったり、「ここでみんなで阿波踊りしますー!」とオーディエンスと一緒に踊ったり、「前神」と書かれた扇子を高くあげたり……誰ひとり置いていかず、その場にいる全員を笑顔にするというナチュラルな伝播力が全開になり、フロアの熱量をどんどん上げていく。

“8ビットボーイ”では、80年代テクノポップを彷彿とさせるテクノサウンドにのせ、前髪切りすぎ隊とともに踊ったり、巨大スクリーンに彼女をモチーフにした映像が映し出されて三戸なつめだらけになったりと、ちょっとシュールな世界観を見せつけた。
最後のMCでは、メジャーデビュー以降のファンやここにいるオーディエンスへの感謝、そして、「来年も三戸なつめがんばりますので、ぜひぜひ応援よろしくお願いします!」と来年の躍進を誓った彼女。ラストはもちろん“前髪切りすぎた”だ! チョキチョキポーズとシンガロングがフロアいっぱいに広がった、親しみやすさと多幸感に溢れたステージだった。(岡崎咲子)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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三戸なつめ

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