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MOON STAGE16:30

笑顔を信じた男たち、初登場のステージで信念の歌を届ける

昨日、オフィシャルTwitterアカウント上で「CDJへ初陣です!!」とtaama(Vocal)が意気込みを迸らせていた、沖縄出身の4ピース10年選手・ROACH。歓声の中でくぼっち(Guitar)、勝也(Bass)、Daisuke(Drums)が位置につくと、最後にtaamaがステージ中央に飛び込んでくる。「始めようかぁぁぁぁーっ!!」とシャウト一発からスタートするのは、今年リリースのセルフタイトル作『ROACH』より、肌をビリビリ震わせるほどのサウンドで迫る“SPEAK OUT”だ。鮮烈なギターリフをぶっ放しながら、左足を高く蹴り上げるくぼっちである。

「一緒に歌ってくれるか!?」と問いかけてオーディエンスの歌声を誘うナンバーは、シングル曲“リーリヤ-never again-”。ヘヴィネスと風情が、こんなふうに融合するものなのか、と驚かされる。「沖縄の、ROACHが、やってきたぜー!」と笑顔で告げるtaamaは、ライヴハウスとオーディエンスに愛し合うこと、支え合うことを教わったと語り、雄々しいコーラスを巻いて邁進する“FIGHT IN TOKYO”を繰り出すのだった。

鋭いリフと率直なメッセージを乗せたメロディアスなナンバー“No Reason in the Pit”の後、一呼吸おいて、「今日は感謝の思いを伝えられればいいかなと思ってきました。残りの時間は、ふざけ倒していきたいと思います」と告げるtaama。フロアの後方まで全力で声を届けるから、と約束してオーディエンスとの強い絆を求め、情熱を乗せたダンサブルなロックチューン“ワイヤード”を放っていった。

「その顔キープな! 笑ってますかみんな!」「気づいたら1年笑ってたんだけど、そしたら出れちゃいました」と笑顔がもたらすエネルギーについて語り、長く支えてくれた周囲の人々にも感謝の思いを伝えると、最後まで爆音の手を緩めることなく、“HIGH FIVE!!”の中で「笑え笑えーっ!!」と煽り続ける。オーディエンスを屈ませた状態からの一斉ジャンプも敢行、熱気を孕んだままステージを締めくくるのだった。(小池宏和)

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ROACH

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