COSMO STAGEのオープニングを飾ったのは孤高の女性シンガーソングライターAimerだ。まず最初にサポートメンバーがステージに登場すると、アコースティックギターの演奏と共に、ふわりと柔らかく揺れるワンピースを身に纏ったAimerが姿を現した。1曲目はビョークのカヴァー“Hyperballad”だった。いまにも崩れそうな儚くも美しい世界観を、Aimerの翳りのある歌声で聴かせると、続く“StarRingChild”もまた全編英語詞のバージョンで披露した。どこか退廃的なムードから解放的なサウンドへ、Aimerの力強くも幻想的な歌がフロアに響き渡った。
「みなさん、はじめまして。Aimerといいます。COUNTDOWN JAPAN、呼んでいただいてありがとうございます」。歌うときとは一転して控えめなあいさつを済ませると、この日初の日本語詞のナンバー“RE:I AM”へ。さらに今年リリースした最新シングル“Brave Shine”で、よりダークなAimerの歌世界へと聴き手を誘ってゆく。Aimerがその歌で描く光は、決して太陽のような眩しい光ではない。穏やかに聴き手を包み込んでゆく月のような優しい光だ。《失くせないものを失くした弱さ/何も信じられなくなる脆さ/立てなくなっても/運命は進む》。真っ赤な照明に照らされて、自らのこころを燃やすように丁寧に紡がれたその歌に自然と惹き込まれてしまう。
4曲を歌い終えたところで、「ここでピアノ以外のバンドメンバーのみなさんとはお別れになります」と、Aimer。最後の1曲はピアノと Aimer の歌声だけという最小限の編成で届けられた。「わたしの大切なはじまりの1曲です」と言って、披露されたのはメジャーデビュー曲“六等星の夜”だった。ステージの中央でほとんど身動きをせずに、まるでその頭上に星空を描きだすように歌い出したバラードナンバー。演奏の音が少ないほどに、Aimerが持つ神秘的な声の魅力が浮彫りになる。「本当にありがとうございました」。最後に深く頭をさげてステージをあとにしたAimer。初出場のCOUNTDOWN JAPANにしっかりと独自の世界観を築き上げたステージだった。(秦理絵)
「みなさん、はじめまして。Aimerといいます。COUNTDOWN JAPAN、呼んでいただいてありがとうございます」。歌うときとは一転して控えめなあいさつを済ませると、この日初の日本語詞のナンバー“RE:I AM”へ。さらに今年リリースした最新シングル“Brave Shine”で、よりダークなAimerの歌世界へと聴き手を誘ってゆく。Aimerがその歌で描く光は、決して太陽のような眩しい光ではない。穏やかに聴き手を包み込んでゆく月のような優しい光だ。《失くせないものを失くした弱さ/何も信じられなくなる脆さ/立てなくなっても/運命は進む》。真っ赤な照明に照らされて、自らのこころを燃やすように丁寧に紡がれたその歌に自然と惹き込まれてしまう。
4曲を歌い終えたところで、「ここでピアノ以外のバンドメンバーのみなさんとはお別れになります」と、Aimer。最後の1曲はピアノと Aimer の歌声だけという最小限の編成で届けられた。「わたしの大切なはじまりの1曲です」と言って、披露されたのはメジャーデビュー曲“六等星の夜”だった。ステージの中央でほとんど身動きをせずに、まるでその頭上に星空を描きだすように歌い出したバラードナンバー。演奏の音が少ないほどに、Aimerが持つ神秘的な声の魅力が浮彫りになる。「本当にありがとうございました」。最後に深く頭をさげてステージをあとにしたAimer。初出場のCOUNTDOWN JAPANにしっかりと独自の世界観を築き上げたステージだった。(秦理絵)
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