早くも終わりの瞬間が近づいてきたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015初日。ヘッドライナーを務めるのは、自身2度目の日本武道館ワンマン公演を7月17日に大成功させたばかりの[Alexandros]! 満場の大歓声を受けて意気揚々と舞台に登場した川上洋平(Vo,G)/磯部寛之(B,cho)/白井眞輝(G,cho)/庄村聡泰(Dr)、いきなり“ワタリドリ”の突き抜けるようなメロディで広大なフィールドを高揚の絶頂へと導いてみせる。躍動感の結晶のような情熱的なリズム。あたかもロックンロールの先導者の如く、ハンドマイクで鮮烈に観客を煽りまくる川上の姿が、観る者すべての衝動をダイレクトに揺さぶり、GRASS STAGE激震のハイジャンプを巻き起こしていく。

川上&白井のWギターと磯部&庄村の鋭利なビートが夕景を切り裂いた“city”など、初期からのロックンロールアンセムも盛り込みつつ、アンコールも含めてこの日のステージの半分以上を今年6月にリリースされたばかりの最新アルバム『ALXD』の楽曲が占める意欲的なアクトを展開、[Alexandros]の「今」の充実ぶりとさらなる「これから」への闘志をリアルに響かせていた4人。「改めましてこんばんは、[Alexandros]と申します! 初日のトリをやらしていただいております! めっちゃくちゃ嬉しいです! もっと俺たちの名前叫んでいいですよ。俺たちのこと知らない人も、今日で全員、虜にしてみせます!」――そんな川上のコールに沸き上がる、怒濤の大歓声! 最高だ。

「2010年に初出演した時はWING TENTで。『来年は絶対GRASSに立ってみせます!』っていったんですけど、次の年もWINGだったんですよね。すげえ悔しくて」と、ROCK IN JAPAN FESTIVAL初出演からの決して平坦ではない歩みを語っていた川上。そのロックンロールの中にポストパンク、ハードロック、メタルなど多彩なエッセンスを覗かせつつも、それらすべてをしなやかな攻撃性の中で血肉化して、途方もないダイナミズムを体現してみせる[Alexandros]。何も譲らず、何も曲げず、己の方法論を貫いて、ついに時代の最前線に立つに至ったその足跡の正しさを厳然と証明するような、圧倒的なロックアクトを展開していった。「ラスト3曲、ついてきてくれますか!」の川上のコールに導かれて、1曲また1曲と高らかなシンガロングが巻き起こり、すっかり陽が落ちたフィールドに響くラストナンバーは珠玉のロックバラード=“Adventure”! 《大胆な作戦で/言葉にならないマスタープランで/いつだって僕達は/君を連れて行く》というフレーズが決然と響き、♪ウォーオー、ウォーオーと会場狭しと噴き上がる大合唱が熱く、激しく空気を震わせていった。

アンコールではジャケットの下にROCK IN JAPAN FESTIVALのTシャツを着て現れた川上。「最高の夜空にーー」と、この日の正真正銘ラストナンバーとして撃ち放ったのは“Starrrrrrr”! 銀河レベルに目映いロックンロール空間の中、満場の観客の歌声と情熱が弾けて……終了。オフマイクで「愛してるぜROCK IN JAPAN!」と絶叫する川上に、手を取り合って一礼する4人に、晴れやかな拍手喝采がいつまでも続いていた。最高の時間をありがとう、[Alexandros]! (高橋智樹)


川上&白井のWギターと磯部&庄村の鋭利なビートが夕景を切り裂いた“city”など、初期からのロックンロールアンセムも盛り込みつつ、アンコールも含めてこの日のステージの半分以上を今年6月にリリースされたばかりの最新アルバム『ALXD』の楽曲が占める意欲的なアクトを展開、[Alexandros]の「今」の充実ぶりとさらなる「これから」への闘志をリアルに響かせていた4人。「改めましてこんばんは、[Alexandros]と申します! 初日のトリをやらしていただいております! めっちゃくちゃ嬉しいです! もっと俺たちの名前叫んでいいですよ。俺たちのこと知らない人も、今日で全員、虜にしてみせます!」――そんな川上のコールに沸き上がる、怒濤の大歓声! 最高だ。

「2010年に初出演した時はWING TENTで。『来年は絶対GRASSに立ってみせます!』っていったんですけど、次の年もWINGだったんですよね。すげえ悔しくて」と、ROCK IN JAPAN FESTIVAL初出演からの決して平坦ではない歩みを語っていた川上。そのロックンロールの中にポストパンク、ハードロック、メタルなど多彩なエッセンスを覗かせつつも、それらすべてをしなやかな攻撃性の中で血肉化して、途方もないダイナミズムを体現してみせる[Alexandros]。何も譲らず、何も曲げず、己の方法論を貫いて、ついに時代の最前線に立つに至ったその足跡の正しさを厳然と証明するような、圧倒的なロックアクトを展開していった。「ラスト3曲、ついてきてくれますか!」の川上のコールに導かれて、1曲また1曲と高らかなシンガロングが巻き起こり、すっかり陽が落ちたフィールドに響くラストナンバーは珠玉のロックバラード=“Adventure”! 《大胆な作戦で/言葉にならないマスタープランで/いつだって僕達は/君を連れて行く》というフレーズが決然と響き、♪ウォーオー、ウォーオーと会場狭しと噴き上がる大合唱が熱く、激しく空気を震わせていった。

アンコールではジャケットの下にROCK IN JAPAN FESTIVALのTシャツを着て現れた川上。「最高の夜空にーー」と、この日の正真正銘ラストナンバーとして撃ち放ったのは“Starrrrrrr”! 銀河レベルに目映いロックンロール空間の中、満場の観客の歌声と情熱が弾けて……終了。オフマイクで「愛してるぜROCK IN JAPAN!」と絶叫する川上に、手を取り合って一礼する4人に、晴れやかな拍手喝采がいつまでも続いていた。最高の時間をありがとう、[Alexandros]! (高橋智樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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RO69アーティスト情報
[Alexandros]