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PARK STAGE 12:50

9人の楽団を引き連れたポップマエストロ、笑顔のピースサイン!

サウンドチェックから、湧き立つようなポップナンバー“スマイルカウンシルのテーマ”をたっぷり聴かせてくれた堂島孝平楽団。堂島孝平(Vo,Gt)が、4人のホーン隊に加えて、OKAMOTO'Sのオカモトコウキ(Gt)、黒猫チェルシーの岡本啓佑(Dr)といった若いバンドからのメンバー、さらに渡辺シュンスケ(Key)、八橋義幸(Gt)、鹿島達也(Ba)といったミュージシャンを迎えた10人のビックバンド編成を率いて、ステージが繰り広げられた。




「エビバディ、こんにちはー! 堂島孝平楽団です!」と、いつものスマイルで登場した堂島は、いきなり「ウォーイェー」と声をあげてコール&レスポンスでお客さんを盛り上げる。そして、ホーン隊の華やかな演奏が高らかに鳴り響いた“スマイリンブギ”でじわじわとフィールドを踊らせていくと、躍動感のあるバンドサウンドに、ハンドマイクで歌う堂島の瑞々しいメロディが弾む“LUCKY SAD”へ。お立ち台に乗った堂島が激しくブルースハープを聴かせると、ふたりのギタリストもソロ回しを披露。自分が歌ってるときはもちろん、共にステージに立つ仲間の演奏も心から楽しんでいる堂島の雰囲気もいい。

「こんな熱い時間に堂島孝平楽団を選んでくれてありがとう! ここにいる全ての人たちの気持ちがちょっとでも明るくなれるようにライブをしたいと思います」と、MCで語りかけると、エレキギターを掻き鳴らして歌いはじめたのは“ないてんのわらってんの”。《 アハ! イヒヒヒ ウフフ エヘヘへ オッホッホ》と、サビが笑い声になっているというユニークな歌詞で、自然とお客さんも笑顔になっていく。



「すごい暑さで身体中のいろんなものが出てってる気がしますが、みんな水分補給に努めてくださいね」と、炎天下のなか集まってくれたお客さんを気遣う堂島。ペットボトルの水で「カンパーイ!」の音頭をとると、「こういう天候にぴったりな、気が遠くなりそうな曲です」と紹介したのが、“き、ぜ、つ、し、ちゃ、う”。一度聴けば、誰もがすぐに歌えてしまう親しみやすさと、甘酸っぱいボーイ・ミーツ・ガールな世界観はまさに堂島の真骨頂だ。

最後は「またジャパンのステージに立てるように、良い音楽、良いライブをやっていきたいと思います。今日はたくさん良い音楽に触れてください!」と、堂島らしい言葉で締めくくり、自身にとって大切なナンバーだという“サンキューミュージック”へ。そのメロディが、リズムが、グルーヴが、歌詞が、その全てで聴き手の心を躍らせるグッドミュージック。最高にハッピーなムードのなか、堂島がピースサインを高く掲げていた。(秦理絵)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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