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WING TENT 14:40

甘美なメロディが沸騰する極上パンク!

瑞々しいメロディックパンクに加え、驚きのゲストヴォーカルが華を添え、スペシャル感満載の貴重なステージに興奮しっぱなしだった。
SWANKY DANKは、YUICHI (Vo&Gt)&KOJI (Vo&Bs)の2人の兄弟を中心に結成され、その後SHUN(Dr)、KO-TA(Gt)が加入し、現4人体制に固まったのは昨年2月のこと。ライヴを観ればわかるが、4人の結束力は既に濃密なバンドグルーヴを生み出している。休息の機会を与えない抜群の駆動力で多くの観客を魅了した。
“misery”でスタートすると、疾走感のある演奏にKOJIの甘美なハイトーンボイスが高らかに響き、早くも熱い盛り上がりを見せる。それから快活でパンキッシュな“number”に移ると、BPMはさらに加速していく。ステージと観客の距離は一気に縮まり、ここで7月に出たニューシングル『One of a Kind』収録の “music”を披露。効果的に日本語詞を挟み、スケール感のあるメロディも飛び出し、起伏に富んだ曲展開はライヴでも映えていた。




「ロッキン楽しんでますか? 最高の一日にするために来たから! 次にやる曲で友達を連れて来た、CRYSTAL LAKEのRyo!」とKOJIが紹介すると、 “Monster feat.Ryo(from CRYSTAL LAKE)” をプレイ。ド迫力のシャウトをかますRyoとスウィートなメロディを歌い上げるKOJIとの対比が素晴らしく、息を飲むかっこ良さだった。これだけではない。「もう一人友達を呼んでる、MY FIRST STORYのHiro!」と紹介され、次は“Sink Like a Stone(feat. Hiro from MY FIRST STORY)”へ。ここでもHiroとKOJIがヴォーカルパートを分け合い、時に一緒に歌い上げるハーモニーも絶品! 見せ場は盛り沢山で、WING TENTは凄まじい熱気を記録する。
ラストを飾る“Listen to the Radio”まで高揚感に満ちた沸騰パンクで攻め続けて終了。SHUNはステージ前に出て、「ありがとうございましたー!」と大声で感謝の言葉を述べ、人懐っこいキャラも彼らが愛される理由なんだなと感じた。(荒金良介)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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